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1969年 [和製フォーク]

ここ数日の北海道は気温が上がらず、半袖だと肌寒い陽気です。お盆を過ぎる頃からは秋風がふいて、北海道の短い夏の終わりとなります。夏が終わる頃に東京へ戻れると良いのですが! 

'60年代の高度経済成長期の勢いも落ち着き、センセーショナルだったG・Sブームが下降し始めた昭和44年頃は、世相的にも暗雲がかかりだした時代だった様に思います。私は'60年代から'70年代の狭間に中学生から高校生になりましたが、'69年から'70年の移り変わりに大きな変化を感じていました。

それぞれに好みや価値観の違いがあるので一概には言えませんが、ファッションに関しても爽やかな若者を演出するタイトなアイビールックから、長髪にジーンズやTシャツなどの、ヒッピー・ムーブメント色の強いものが中心となり、若者文化がルーズな方向に変わったのもこの頃で、拘り性の私はとても不快な気分で見ていたことを覚えています。

そんな時代を象徴するかのように、'69年にデビューをしたカルメン・マキのヒット曲です。独特な曲調の「時には母のない子のように」、「山羊にひかれて」のジャンルはフォークなのでしょうか?ニュー・ミュージックの表現はもう少し後だったと思います。

当時、栗原小巻に似たガールフレンドがいて、彼女が好きだったこの曲を聴くとあの頃を想い出します。

両曲、共に作詞は寺山修司です。寺山修司の世界を堪能してください。

カルメン・マキ.jpg

音源はこちら

山羊にひかれて」はこちら。


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ナツパパ

当時の写真を見ると、長髪、ベルボトムジーンズそしてカラフルなベスト、
みな同じようなスタイルです。
今の若者が同じような出で立ち、メイク、なのをなんにも言えなくなります。
アイビーを通す友人もいましたが少数派でした。
わたしなど、長髪派に行けず、さりとてアイビーは憧れるだけで。
結局どっちつかず...なんでも出来る年頃だったのに、残念なことしました。

カルメンマキさん、やはり懐かしいですね。
表題の歌もすぐ口をついて出てきました。
by ナツパパ (2009-07-04 08:46) 

tateichi

ナツパパさんのそういうところが、現在のお人柄につながっているのですね。初めてブログを拝見したときに、安心感というか、ほのぼのとした自然な空気を感じて毎回読むようになりました。今の私はそういうほうが好きなのです。

私の別サイトのブログに共感を持って、毎回感想メールを寄せてくださる方がいます。年齢がひとつ上なので、同じ目線で時代を共感していたようです。10代の頃って2歳3歳違うと、映画、音楽、ファッションなど、同じ時代でも感じ方が違いますよね。年齢が10歳前後上の友人が多いので、一つの曲、映画に対する感じ方の違いを聞いて、勉強になることもたくさんあります。

欠かさずにnice、コメントを頂き嬉しいです。
by tateichi (2009-07-04 17:33) 

tateichi

アメリカーノさん、出張お疲れ様でした。
niceありがとうございます。

by tateichi (2009-07-05 19:04) 

バラの花

この時代、私は中学生でした。女性シンガーで真芽正恵という人が好きでした。
by バラの花 (2010-07-31 15:08) 

tateichi_m

バラの花さん、
当時私は中学3年でした。真芽正恵さんを知りませんでしたが、
You Tubeにありました。「サニー坊や」は聴き憶えがあります。
by tateichi_m (2010-08-01 00:10) 

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