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Tears in Heaven [Eric Clapton]

先日書いたジョージ・ハリスンの妻とクラプトンは1979年に挙式しましたが、クラプトンとジョージの親友関係は2001年にジョージが死去するまで続きました。深い友情の絆があったのでしょうね。私の苦い経験では中学、高校時代の親友が被害妄想からか、友人の妻と私が特別の関係にあり、生まれた子供が私に似ているなどと言い出して、私の周囲に吹聴されたことがありました。事実無根の事なので誰もその話を信用する者はいませんでしたが、その後私は彼と絶縁して25年になります。詳しい原因は書きたくもありませんが、いろいろな面で昔から私を嫉ましく思っていたそうで、男社会の嫉妬は女性のそれとは違い、相手の人生を狂わせる事にもなりうる、人の尊厳にかかわる事なのです。今思い出してもムカツクぜいッ!

気を取り直して、エリック・クラプトンは1986年にイタリア人女優、ロリ・デル・サントとの間に子供ができて、これを機にジョージ・ハリスンの元妻のパッティ・ボイドとは離婚しています。そしてデル・サントと結婚はしていなかった状況下に、愛息子のコナー・クラプトンが1991年3月20日、ニュー・ヨークの高層アパート53階の窓から落下して死亡しましたが、まだ4歳半で、クラプトンが46歳の誕生日を迎える10日前だったそうです。たいへん傷ましくショッキングな事故でした。

クラプトンの生い立ちも両親が正式に結婚していない形で生まれていて、母親はエリックを祖父母に預けてドイツへ渡り、そこで別の男性と再婚していますので、両親のいない寂しい幼少期を過ごしたクラプトンの、コナーに対する思いはより深く、その幼子を亡くした絶望感は計り知れないものだったでしょう。そのコナー少年に捧げた曲が1992年にリリースされたアルバム、「Rush」に収録された「Tears in Heaven(ティアーズ・イン・ヘブン)」ですね。

PILGRIM.jpg

コナーに捧げたとされる曲には、1998年にリリースされたアルバム「Pilgrim(ピルグリム)」に収録されている、「The Circus Left Town」もあります。アルバム・タイトルの「Pilgrim」の意味は、「巡礼者」ですのでクラプトン自身のことなのでしょうね。この曲は不慮の事故の前日にクラプトンがコナーを連れて、二人で見に行ったサーカスをテーマにした曲です。「Pilgrim」には、クラプトンの人生が語られた曲がちりばめられています。

 

ラッシュ(オリジナル・サウンドトラック)

ラッシュ(オリジナル・サウンドトラック)

  • アーティスト:エリック・クラプトン,Lion Kerber,Russ Titelman,アル・パーキンス,ウィリー・ディクソン,ウィル・ジェニングス
  • 出版社/メーカー: ワーナーミュージック・ジャパン
  • 発売日: 2006/08/23
  • メディア: CD

ピルグリム

ピルグリム

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: ダブリューイーエー・ジャパン
  • 発売日: 1998/03/10
  • メディア: CD

レプタイル

レプタイル

  • アーティスト:エリック・クラプトン,ジェームス・テイラー,チャールズ・カルホーン,ジョー・トーマス,J.J.ケイル,レイ・チャールズ,サイモン・クライミー,スティービー・ワンダー,マーレイ・メンチャー,ドイル・ブラムホールII,ハワード・ビグス
  • 出版社/メーカー: ワーナーミュージック・ジャパン
  • 発売日: 2001/03/02
  • メディア: CD

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コメント 8

マイン

クラプトンは華々しい恋愛経験をお持ちですね^^
ご友人の事は疑っていたとしてもそれを吹聴するのはやや病的というか。。。なにか心に病を抱えていたんでしょうかね。
人を過度に疑わない心を持っていたいですね^^;。
by マイン (2010-06-27 08:29) 

tateichi_m

マインさん、
俳優やロックアーティストには、女性遍歴がつきものなのでしょうね。
私はmistressよりも趣味を生き甲斐にしています。(寂しい!爆)
友人のことは寝耳に水の出来事でした。私の両親も激怒しましてね。病ではないですが、自信と自惚れの区別がつかない人間だったのでしょう。
学生の頃は正義感が強く、成績もトップクラスでリーダーシップを執る事が出来る奴でしたが、社会人になってからいろいろあって自信をなくしたようでした。世の中上には上が、優秀な人がいますからね。
by tateichi_m (2010-06-27 22:00) 

oira

エリック・クラプトンですね。
積み重ねた顔です・・・か。
by oira (2010-06-27 23:58) 

tateichi_m

oiraさん、今晩は。
以前から憂いをおびた陰のある人という印象がありましたが、
クラプトンの人生を知ってその理由が分かるような気がします。
男の顔は履歴書ですね。私は酒暦が顔に出ています。(爆)
by tateichi_m (2010-06-28 23:24) 

oira

再度、コメントです。

私の顔は、アルコールに漬かっています。
「トリスウイスキー」のように(笑)
by oira (2010-06-29 20:18) 

tateichi_m

oiraさん、お晩です。(笑い)
トリスのCM懐かしいですね。
札幌も真夏日続きですが、暑いと普段と同じ量を飲んでも、
酔いの回りが早く、翌日に残るのは私だけでしょうか。
by tateichi_m (2010-06-29 23:15) 

oira

再・再です。

私も同様で、ことのほか、酔いが回っていて、
過日、たていちさんに教えて居いただいた、youtubeの
「Let Us Begin Beguine/John Fitzgerald Kennedy」
に聞き入っています。

近所から、サッカーの応援の声が聞こえてきました。
by oira (2010-06-29 23:24) 

tateichi_m

oiraさん、度々のコメントありがとうございます。
Let Us Begin Beguine、お気に入りのようですね。
音源がありますので、後日CDにして差し上げます。
内緒ですよ!(笑い)
by tateichi_m (2010-06-30 00:22) 

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