SSブログ

ユア・ヒット・パレード [ラジオ番組]

1955年10月1日に文化放送で始まった「ユア・ヒット・パレード」を、1960年代~1970年代にかけて聴いていて、番組で紹介された映画音楽は今も心に残る名作揃いでしたが、今の子供達が大人になったときに、はたして心に残るような映画があるのだろうかと心配になります。同じ文化放送で1952年4月2日にスタートした人気番組「S盤アワー」は、当時電圧が一定でなかったために番組録音中に電圧が下がり、レコードの回転が狂った等という話も残っていますが、東京電力の福島原発事故で電力の供給が儘ならない状況下、電力の需要が低かった頃の時代に回帰した節電を行うべきです。

ガイアナイト.jpg

2008年の7月7日(月)~9日(水)までの3日間、洞爺湖町の「ザ・ウィンザーホテル・洞爺」において開催された「北海道洞爺湖G・8サミット」で、地球温暖化対策など国際社会が直面するさまざまな課題について議論されましたが、サミットまで99日を数える3月30日(サミット)の夜に、このサミットで大きなテーマとなった地球環境を考えるために、"家族や友人などと、電気を消してローソクの光の中で、地球環境を考える時間をつくってみませんか"という趣旨の元に、ローソクの光で過ごす『ガイアナイト』を開催しました。

Marcelino Pan y Vino.jpg 

1955年のスペイン映画「汚れなき悪戯」は戦禍に荒れたスペインの、とある小さな村の修道院に棄てられていた、産まれたばかりの赤子が12人の修道士たちに育てられて、5歳になったマルセリーノは「僕のママは天国にいる」と信じて、2階の納屋の奥に置かれている十字架に架けられたイエス・キリストの像に、「お腹が減ってるんでしょ」と毎日パンやワインを運び、「お前は、良い子だ。何か望みを叶えてあげよう」とキリストに云われたマルセリーノは、「ママに会いたい、天国に行きたい」と云って、キリスト像の元で静かに眠るように5歳の命が天に召されるラスト・シーンは涙なしでは観られません。1956年のイタリア映画「鉄道員」や1966年のイタリア映画「悲しみは星影と共に」、1953年のアメリカ映画「シェーン」なども子役が可愛い感動作品でした。

 

 

汚れなき悪戯 [DVD]

汚れなき悪戯 [DVD]

  • 出版社/メーカー: IVC,Ltd.(VC)(D)
  • メディア: DVD

nice!(11)  コメント(16)  トラックバック(0) 
共通テーマ:音楽

nice! 11

コメント 16

ナツパパ

この頃のイタリア映画は素晴らしい作品が多いですね。
おそらくそのうち多くの作品を見ていると思いますが、
どれも心に響く内容でした。
by ナツパパ (2011-04-03 09:50) 

musselwhite

こんにちは。

これだけで充分泣けますね!
でも、一度で良いから「お父さんに会いたい」と云う映画を見てみたいです…
by musselwhite (2011-04-03 10:35) 

miopapa

この映画のラストシーン
今でもハッキリと覚えています・・・
それに、
この頃の映画、何故か心にジーンと来るものが多くて
涙無くしてみられないというか
で、
この頃の映画館というか劇場、
今のように、時間で入れ替えじゃなくて途中からでも観られる
このシステムにどんなに助けられたことか。

by miopapa (2011-04-03 11:30) 

ぼんぼちぼちぼち

観入ってしまいやした。
「鉄道員」は、中学生のとき
当時家庭教師に来てもらっていた学生さんのとこの学園祭で観たことが思い出されやす。

それにしても どちらも どうやってつけてるの?って唸る名演技でやすね。
by ぼんぼちぼちぼち (2011-04-03 12:34) 

ハゲアメリカーノ

みな懐かしいですね。「アンジェリータ」も心に残っています。http://www.youtube.com/watch?v=LvUUWMOVO0M
by ハゲアメリカーノ (2011-04-03 16:08) 

murayasu428

こんばんは、鉄道員の音楽を聴くとなぜだか切ない気持ちになります。最近の映画より昔の映画がほうが好きです。
by murayasu428 (2011-04-03 22:40) 

tateichi_m

ナツパパさん、
'50年代から'70年までの、イタリア映画やポップスが世界でヒットしていましたね。
マルセリーノの歌は、ジリオラ・チンクェッティも歌っていました。
by tateichi_m (2011-04-04 01:20) 

tateichi_m

musselwhiteさん、今晩は。
イタリアの名作、「母をたずねて三千里」も母親ですね。
映画やドラマではなく、離婚後に母親の親権で育った幼児が、
後に自分の意思でお父さんの籍で育った少年がいます。
by tateichi_m (2011-04-04 01:22) 

tateichi_m

miopapaさん、
昔の映画館は途中から入ったり、何度も観て劇場に数時間いたことがありました。

「悲しみは星影と共に」も涙なしでは観られないですね。
ユダヤ人の姉が盲目の幼い弟を連れて、ナチスの収容所へ送られる貨車の中で、
弟に、目の手術をしに病院へ行くのだと、もうすぐ何でも見えるようになるのよ・・・。というシーンを憶えています。
この映画のビデオやDVDの発売を切に願いますが、ナチスドイツ軍とユダヤの背景などから今でも商品化できないのでしょうか。
by tateichi_m (2011-04-04 01:26) 

tateichi_m

ぼんぼちぼちぼちさん、
鉄道員は旧文部省推奨映画のように、小中学校でも劇場観賞していたと思います。
二人とも幼いのに、名演技ですよね。
マルセリーノを演じた俳優は当時6歳だったそうです。
by tateichi_m (2011-04-04 01:31) 

tateichi_m

アメリカーノさん、
アンジェリータも戦争で母親を失った、少女が主人公の映画ですね。
ダークダックスが日本語でカバーしていましたね。
by tateichi_m (2011-04-04 01:36) 

tateichi_m

murayasu428さん、今晩は。
近年の映画はCGを駆使したアクションバイオレンスものが多くて、心に残るのが少ないですね。
小さい子がいる友人はアニメ映画の「ドラえもん」や「アンパンマン」の方が、心を打つ内容と泣けるシーンがあるそうです。(笑い)
by tateichi_m (2011-04-04 01:43) 

松田

館一様
お疲れ様です。
お題目がヒットパレードですから、僕はやはり[ホイホイ,ミュージックスクール]ですね。木の実ナナさん、鈴木やすしさんとの掛け合いコントとか一発撮りでしたから、元気の良かった事、はちきれてましたヨ若さが。ナナお姉さんのゴーカートツイスト、カッコ良すぎて中学校の教室の廊下で皆で練習しました。
センセに叱られたりして。当時は唄ウマイナと思ってましたけど、今は聞くに忍びない面も有ります。でもこのスクールから育った新人歌手も当に還暦過ぎて人生アッと言う間ですね。戻りたいけど戻れない、やり直したいけれどやり直せない。森閑として幾曲がりですネ。此処まで来れば。
by 松田 (2011-04-04 19:45) 

tateichi_m

松田 様、今晩は。
「ホイホイミュージックスクール」、懐かしいです。三田明や布施明がこの番組の出身でしたね。鈴木やすしさん司会で、サベージやゴールデンカップス、フィンガーズが出た「勝ち抜きエレキ合戦」も想い出します。
「ゴーカートツイスト」やIVYSISTERSのタートルネックで歌った「ミニミニロック」も、本家よりも木の実ナナさんのカバーの方を憶えている人が多いですね。


by tateichi_m (2011-04-05 02:05) 

マイン

「汚れなき悪戯」はうちの母が好きな映画の一つです^^
「禁じられた遊び」の方は近所のビデオショップでも見つけられるんですが、何故かこの映画は見つけられなかったので、映像を見れて良かったです☆
by マイン (2011-04-06 23:29) 

tateichi_m

マインさん、
「汚れなき悪戯」も全編観ると感動が違うと思いますよ。
私は書店やCDショップなどの、ワンコインで売られているのを買いました。
時期的に仕事とプライベートで気忙しくしているもので、サイドバーのコメント欄を見過ごし、お返事が前後してしまい失礼しました。
by tateichi_m (2011-04-08 03:38) 

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

Facebook コメント

トラックバック 0

たそがれL盤アワー ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。