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TAKE IVY JAPANESE COLLEGE FOLK編 [和製フォーク]

TAKE IVY ジャパニーズ・カレッジ・フォーク編から、フォーク・グループ"キャッスル&ゲイツ"の「おはなし」。結成当時のメンバーは東京大学の田村守 (ギター、ヴォーカル)、成城大学の町田義人、明治大学の上地健一で、1968年に"キャッスル&ゲイツ"解散後に、上地健一(ボーカル・パーカッション)町田義人(ボーカル)の二人は、「白いサンゴ礁」が大ヒットしたズー・ニー・ヴーのメンバーでした。

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TAKE IVY JAPANESE COLLEGE FOLK編

1.ザ・サベージ / いつまでもいつまでも
2.マイク真木 / バラが咲いた
3.モダンフォーク・フェローズ / 今日も夢みる
4.ザ・タイム・セラーズ / 明日の夜明け
5.トワ・エ・モワ / 或る日突然
6.森山良子 / この広い野原いっぱい
7.ザ・リガニーズ / 海は恋してる
8.マイク真木 / 気楽に行こう
9.市川染五郎 / 野バラ咲く路
10.キャッスル&ゲイツ / おはなし11.フォー・セインツ / 小さな日記
12.ザ・サベージ / この手のひらに愛を
13.トワ・エ・モワ / 誰もいない海
14.森山良子 / 今日の日はさようなら
15.ザ・ブロードサイド・フォー / 星に祈りを
16.ザ・ブロードサイド・フォー / 若者たち~空にまた陽が昇るとき~


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愛の泉 [和製フォーク]

今日の東京はとても暖かな日和で、明日から来週にかけても気温が20度近くの日が続くようです。季節を先取りしたコーディネイトをいち早く着るのも、何事も先端を行っていたアイビーは昔からやっていたお洒落でしたので、過日に購入したVANのブラウン系バティック・プリントのサマー・ジャケットに、数年前に購入したVANのブラウン系のコットン・パンツと、画像左のスウェードのサドル・シューズをコーディネイトしようと思います。

saddle oxford.jpg

私が昔履いたサドル・シューズは米国のトム・マッキャンのホワイト・バックスにブラック・レザーのサドルと、同じく米国製プロ・ケッズのアイボリーのキャンバス地にブラウン・レザーのサドルでした。

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一昨年7月まで通算4年間赴任していた頃は暖冬続きでしたが、この冬は降雪量が多く厳冬でまだまだ春が遠い北海道の皆様に、雪解け水が"愛の泉"になりますように!、41年前に札幌冬季オリンピックのテーマ曲を歌った"トワ・エ・モワ"の「愛の泉」を贈ります。


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夕陽が沈む [和製フォーク]

先月21日から建築の勉強を始めました。朝9時10分から午後3時50分の50分授業6コマで、水曜と土日祝祭日は休みです。期間は7月20日迄と長いのですが、私の仕事に幅と奥行きを持たせようと考えています。

Le Corbusier.jpg

20世紀の世界三大建築家として有名な建築家と言えば、旧帝国ホテルの設計デザインをしたフランク・ロイド・ライト。画家から建築家になり椅子などの家具のデザインでも有名な、私が最も好きなル・コルビュジェ。そしてミース・ファン・デル・ローエの三人ですが、日本では丹下健三、黒川紀章、元プロボクサーの安藤忠雄です。

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都庁を手掛けた事でも有名な黒川紀章による設計で1972年に完成した汐留の中銀カプセルタワーは、10㎡の部屋が現在6万弱で賃貸されています。居住空間としては実用性がありませんが、ホテルの一室で書き物をされる人などには書斎代わりに良いかと思います。住所は銀座8丁目なので交通の利便性も最高です。

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慶応大学スキー同好会のメンバーで1965年に結成された、フォア・ダイムズTHE FOUR DIMES
を以前もご紹介しましたが、今日は1967年1月5日にリリースされたシングル「夕陽が沈むSLOW  SUNDOWN」をUPします。オリジナルメンバーは山本峯生、内田信夫、村上和子(万里村れい)、岡村一で、右の岡村氏の実兄はパープル・シャドウズの岡村氏だそうです。

1968年8月25日にリリースされたパープル・シャドウズの「ラブ・サイン」は、私が中学時代から大好きだった楽曲です。


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昭和ブルース [和製フォーク]

東日本大震災から昨日で4ヶ月が経ちましたが、政府の復興担当大臣と東電社長の首が挿げ替えられているだけで復興への進展がみられません。辞任した松本龍復興担当大臣は自らの下劣な品性が災いしている事に気付かずに、問題発言を血液型や九州出身のせいにするのは該当者に対して失礼千万です。

今日は東京の音楽関係者の知人も行っていた、ロンドンのロイヤル・アルバート・ホールで行われた、エリック・クラプトン&スティーヴ・ウィンウッドのライヴ模様をUPする予定でしたが、随分前に下書きをしていた記事がありましたので先にUPしました。

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ジャケット写真は1966年にフジテレビで放送された社会派ドラマ「若者たち」を、1967年と69年70年に俳優座の制作により、松竹の配給で映画公開された「若者たち」三部作のワン・シーンです。ドラマの主題歌はザ・ブロードサイド・フォーの「若者たち」でしたが、ザ・ブルーベル・シンガーズの「昭和ブルース」は、1969年5月に公開された「若者はゆく-続若者たち」の主題歌だったそうです。画像左から佐藤オリエ、田中邦衛、山本圭、橋本功、松山省二という顔ぶれが懐かしいですね。1969年9月にリリースされたザ・ブルーベル・シンガーズの「昭和ブルース」は、俳優の天地茂が1974年にリリースしたカヴァー曲もありました。

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新宿「ACB」は明治通りの甲州街道寄りにありましたが、タイガースで書いた「ニューACB」は歌舞伎町のACB会館にあった店で、何れも当時はグループ・サウンズが出演して人気を博したジャズ喫茶でした。


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愛する君へのひとりごと [和製フォーク]

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2010年10月27日にリリースされたフォー・セインツのニュー・シングル、『愛する君へのひとりごと/いつしか逢わんや~「蛍の光」より~」』は、リーダーの上原徹さんの作詞・作曲によるオリジナルで、この楽曲は長野県の安曇野エッセイ賞最優秀作品「夢への旅」の挿入歌に起用され、また長野県内の観光関係者や市町村等が一体となって、JRグループとタイアップして昨年10月1日から12月31日まで実施された、「信州デスティネーション・キャンペーン(信州D・C)」のイメージ・ソングにも採用されました。「愛する君へのひとりごと」は、父親が我が子の人生を暖かく見守って、語りかけているようなバラードが、様々な世代から共感を呼んでいるそうです。

デスティネーション・キャンペーンは、北海道、東日本、東海、西日本、四国、九州のJRグループ旅客鉄道6社と、指定された自治体、地元の観光事業者等が協働で実施する大型観光キャンペーンで、Destination(目的地・行き先)とCampaign(宣伝戦略)の合成語からネーミングされています。

愛する君へのひとりごと

愛する君へのひとりごと

  • アーティスト: フォー・セインツ,上原徹,山田ひろし,宮原恵太,宮澤謙
  • 出版社/メーカー: オーマガトキ
  • 発売日: 2010/10/27
  • メディア: CD

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風のようにフォークは流れ [和製フォーク]

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今週の土曜日5月28日に、めぐろパーシモン大ホール(東急東横線、都立大学駅下車)で、「風のようにフォークは流れVol.10 プレミアム・コンサート第2弾」"~あの頃の青春を、今に繋いで~"があります。(開場15時/開演15時半)

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出演バンド(学年順) 
・ザ・モダンフォーク・カルテッド(マイク真木さんの日大バンド)
・ザ・ブロードサイド・フォー(黒澤久雄さん率いる、成城バンド)
・万里村れい&115(慶應バンド、フォーダイムス出身)
・ザ・モダンフォーク・フェローズ(慶應バンド)
・ザ・フロッキーズ(成城バンド)       
・小林 啓子(聖心専攻科)
ゲスト:石川鷹彦(ギタリスト)

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このコンサートに出演しませんが、フジパシフィック音楽出版社長の上原 徹さんが、成蹊大学在学中の1968年に結成したフォー・セインツのヒット曲です。


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バラが咲いた [和製フォーク]

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馬場啓一さんの記事に書いたB.D.C(ボタンダウンクラブ)から、毎年12月28日に行われているカウント・ダウン・パーティのお知らせを頂きました。今年はB.D.Cのクラブ応援団でもある、マイク眞木さんのライブです。眞木さんと云えば想い出すのが25年前の1月か2月に、ザ・ゴールデン・カップスのデイブ平尾こと、平尾時宗さんが経営していた六本木の「GOLDEN CUP」でフジテレビの番組収録があって、たまたま居合わせた私と飲み友達のモデルの女性が、取材を受けてON・AIRされた事があったのですが、そのときのリポーターがマイク眞木さんでした。

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1966年に「バラが咲いた」でデビューしたマイク眞木さんも当時はIVYで、ヴァンヂャケットの石津謙介さんと交流があったと聞いています。画像は1965年11月号のメンズクラブですが、「アイビー族は是か非か?"えらそうな批判"に物申す」という、石津謙介さんの記事が掲載されていました。2011年10月20日で石津謙介氏生誕100年になるので、盛大にイベントが行われるでしょう。そして来年5月24日は七回忌です。

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アイビーは、永遠に眠らない―石津謙介の知られざる功績

アイビーは、永遠に眠らない―石津謙介の知られざる功績

  • 作者: 花房 孝典
  • 出版社/メーカー: 三五館
  • 発売日: 2007/10/23
  • メディア: 単行本

石津謙介―いつもゼロからの出発だった (人間の記録)

石津謙介―いつもゼロからの出発だった (人間の記録)

  • 作者: 石津 謙介
  • 出版社/メーカー: 日本図書センター
  • 発売日: 2010/05
  • メディア: 単行本

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佐々木幸男 [和製フォーク]

11月5日の「北海道フォーク・シーン」に書いた、シンガー・ソングライターの佐々木幸男さんは、いつもご訪問いただいているoiraさんの出身校の先輩だそうですので、なんとなく親近感を覚えますが、その佐々木幸男さんの「2010年/佐々木幸男 忘年会LIVE」が、12月22日(水)に札幌のレストラン、"のや"(中央区北2条東11丁目23-14)であります。19時の開演に当日間に合うかどうかまだ判らないので、日が近くなって予約が取れるようでしたら是非出かけようと思います。私は"のや"で食事をしたことはありませんが、札幌軟石を使った石蔵を改造して造られた昭和初期のレトロな外観と、インテリアも素敵な店のようですね。佐々木幸男さんのライブは2011年1月8日(土)に、新宿のレストラン&ライヴ・ハウス"BACK IN TOWN"でニューイヤー・ライヴがあり、今年も北海道内各地や、東京、仙台などでコンサートやライブ活動をされているようです。

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1977年にリリースされたファースト・アルバム、「ほーぼー」から二曲です。リアルタイムには知らなかった曲ですが、コンサートで受けた印象のように穏やかなお人柄が歌にも出ているようです。

1. 風待ち 
2. 雨風景 
3. ここで夏を見送る
4. あとのまつり

5. 君は風

6. 一日がこんな風に過ぎて行くのなら 
7. 秋一番 
8. ぶるう 
9. うすずみ色の空へため息を
10. 一日がこんな風に・・・ 
11. ほうぼう

 

 

ほーぼー

ほーぼー

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: ヤマハミュージックコミュニケーションズ
  • 発売日: 2001/12/19
  • メディア: CD

ポプコン・マイ・リコメンド 佐々木幸男

ポプコン・マイ・リコメンド 佐々木幸男

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: キングレコード
  • 発売日: 2006/12/21
  • メディア: CD 

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北海道 フォーク・シーン [和製フォーク]

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昨年10月16日に室蘭市で行われたコンサート、「フォーク・ソングを鞄につめて」は、昨年10月18日の「街はひたすら冬を目指し」に少々書きましたが、このコンサートは北海道出身のアーティスト4人によるもので、1974年に「白い冬」でデビューした"ふきのとう"の細坪其佳。1975年に第7回世界歌謡祭に「君は風」で出場した"佐々木幸男"。1979年に第17回ポピュラー・ソング・コンテストで優秀賞を受賞し、1980年に「水鏡」が大ヒットした"鈴木一平"。1980年に「愛はかげろう」が大ヒットした、フォーク・デュオ"我夢"の三浦和人。バッキングはアコースティックギター、ドラムス、パーカッションの"ガレージ・バンド"という、演奏レベルがとても優れたグループでした。オリジナル曲以外に歌った、アコースティック・ギターが奏でるフランク永井の「君恋し」と、加山雄三の「旅人よ」も心に沁み入るものでした。

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松山千春や玉置浩二と"ふきのとう"や"鈴木一平"など、北海道出身のフォーク歌手の声は北国の青空のように、澄んだ高音がきれいですね。ふきのとうは細坪其佳がボーカルをとる曲が多いのですが、1977年3月にリリースされたシングル「美しく燃えて」のB面「哀歌」は作詞、作曲と共に山木康世が歌っています。


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この広い野原いっぱい [和製フォーク]

歌ってよ夕陽の歌を.jpg

三連休の20日(月)は敬老の日ですが、16日に発表された電通の意識調査によると、敬老の日に欲しいのは「モノ」より「会話」だそうで、「してもらいたいこと」として電話やメールが上位を占めていたとあり、「親世代は子世代が考える以上に、コミュニケーションを求めている」と分析しています。私の両親は既に他界してますので、若い頃にとてもお世話になり長いお付き合いをさせて頂いている、70歳代の方々にご無沙汰のお詫びを兼ねて、この休みを利用して電話をさせて頂こうと思います。

このお二方も素敵なシルバー世代になりましたが、成城大学の学生で結成されて1960年代に人気を博した、"ザ・ブロードサイド・フォー"の黒澤久雄さんが、成城学園高校時代の後輩に手渡した"ジョーン・バエズ"のレコードがきっかけとなり、友人達とフォークグループを結成して、その作品がラジオで採用された事から1967年1月25日、「この広い野原いっぱい」でソロ歌手としてデビューしたのが森山良子さんでした。ザ・ブロードサイド・フォーのヒット曲「若者たち」や、「この広い野原いっぱい」は音楽の教科書や学校指定の歌集に載る名曲ですね。森山良子さんの'70年代の曲と、'60年代にリリースされた私が好きな曲目を並べてみました。

ふたつの手の想い出 1967/5/25
恋はみずいろ(ヴィッキーのカヴァー)/今日の日はさようなら 1967/8/25
愛する人に歌わせないで 1968/1/25
小さな貝がら/雨あがりのサンバ 1968/5/25
悲しき天使 1968/12/25(メリー・ホプキンのカヴァー)
禁じられた恋 1969/3/25
まごころ 1969/8/25
恋人 1969/12/20
さようならの世界 1972/10/25
ある日の午後 1974/4/25
歌ってよ夕陽の歌を 1975/4/25


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万里村れい&115 [和製フォーク]

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昨日UPした"ザ・タイム・セラーズ"の先輩バンドの"フォー・ダイムズ"は、慶應大学のスキー同好会の学生たちが1965年に結成し、1967年1月に東芝EMIから「夕陽が沈む」でレコードデビューをしていたカレッジフォーク・グループですが、3人の男性先輩メンバーが卒業後、紅一点のメンバーだった麻里村れいさんは、後輩の"ザ・フォー・ミンストレルズ"と共に"万里村れいとザ・タイム・セラーズ"というバンド名で、1968年3月に「今日も夢みる」をリリースしていました。その後麻里村れいさんが抜けて、1968年7月にリリースされたのが"ザ・タイム・セラーズ"の「明日の夜明け」でした。

前書きが長くなりましたが、麻里村れいさんは数年前に「万理村れい&115」というグループを名古屋で結成し、P.P&Mのナンバーを中心にコンサート活動をされていますのでご紹介します。メンバーは万理村れいさんと第二期"フォー・ダイムズ"の岡部仁さん、新たに加わった名古屋在住の小林龍彦さんです。"風のようにフォークは流れ"と、玉川病院サロンコンサートの動画です。

2010年10月24日(日)
「慶応義塾連合三田会コンサート」
時間:12:00~
場所:慶應日吉校舎613番階段教室1階
(東急東横線日吉駅下車すぐ)
http://www.keio.ac.jp/ja/access/hiyoshi.html

2010年11月27日(土)
「旧岩崎邸サロンコンサート」
時間:13:00~&15:00~(※30分ステージ2回)
場所:旧岩崎邸
(岩崎弥太郎の大邸宅跡:千代田線湯島下車)
http://www.tokyo-park.or.jp/park/format/outline035.html

2011年2月12日(土)
"万里村れい&115"の2011年最初の単独ライブです。
ライブハウス「原宿ラドンナ」
http://www.la-donna.jp/


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明日の夜明け [和製フォーク]

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爽やかな晴天が続く初秋の夜空に満天の星が輝く北の都から、邦楽のラブ・ソングを二曲お届けします。(どさ回りの司会者みたい!?)1960年代は慶応、立教、法政、成城などの高校、大学のエレキ・バンドやカレッジ・ポップスのアマチュア・グループが、後にメジャー・デビューをして活躍しましたが、慶応の"ザ・フォー・ミンストレルズ"が、"ザ・タイムセラーズ"と改名して1968年7月にリリースした楽曲「明日の夜明け」と、1970年11月にリリースされた北山修:作詞、加藤和彦:作曲による、"グリーメン"の「恋したら」です。グリーメンも学生グループでしたが、大学名はクレジットされていません。1965年前後のアイビーブームの頃、特に上智、青学、慶応、立教に正統派のIVYが多く、駒場東邦中、高から上智出身の中目黒在住の友人は、60代半ばの現在もチェックのBDにコットンパンツなどのカジュアルがよく似合い、10代からやっていた硬式テニスを続けているナイスガイです。

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七色の光の中で [和製フォーク]

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元ザ・フォーク・クルセダーズの北山修さんが、九州大学医学部名誉教授、付属病院の精神科医を定年退官されて、自らのプロデュースによる「退官さよならコンサート」を、昨年の10月16日に亡くなった加藤和彦さんの誕生日でもある2010年3月21日(日)に、九州大学医学部百年講堂大ホールで行われ、その模様がNHKBS2で5月2日(日)に放送されました。このコンサートでは北山修作詞、アルフィーの坂崎幸之助作曲の、加藤和彦さんの死から受けた感情をしたためた歌、「七色の光の中で」という新作を初めて発表しています。

 

ふりかえったら風〈2〉対談1968‐2005 キタヤマオサムの巻

ふりかえったら風〈2〉対談1968‐2005 キタヤマオサムの巻

  • 作者: 北山 修
  • 出版社/メーカー: みすず書房
  • 発売日: 2005/12
  • メディア: 単行本

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加藤和彦さんへの追悼 [和製フォーク]

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先日亡くなった、元フォーク・クルセイダーズの加藤和彦さんが、1965年にフォーク・グループを結成する為にメンバーを募ったのが、画像にあるMEN'S CLUB9月号のMEGA-PHONEでした。赤枠の部分を見て応募してきたのが北山修さんを始めとする人達で、「ザ・フォーク・クルセイダーズ」が誕生するきっかけとなったのでした。詳細はn-projectさんのHPをご覧ください。

http://blogs.yahoo.co.jp/kuramakaidou_nikenjyaya/archive/2009/08/01

n-Projectさんは京都で1968年からコンサート団体「AGSクラブ」を主宰して、ご自身のグループでもバンド活動をしながら、1969年8月まで5回のアマチュア・バンドのコンサートと、2回の新人コンテスト、ゴーゴー喫茶へのバンド派遣などの運営をされていた方です。コンサートのゲストにはレコードデビューをしていた、ザ・ガリバーズ、ザ・ブルーインパルス、内田裕也とザ・フラワーズが出演していました。1968年は私にとっても想い出深い年でして、私がバンドを結成してローリング・ストーンズやGSの曲をカバーしていたのも1968年の春からでした。

「AGSクラブ」の詳細はこちらです。

http://blogs.yahoo.co.jp/kuramakaidou_nikenjyaya/archive/2009/05/13

http://blogs.yahoo.co.jp/kuramakaidou_nikenjyaya/archive/2009/08/12

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不思議な日』 『シンガプーラ

私が高校1年だった1970年のクリスマス・イヴに、渋谷公会堂でロック&フォークの祭典「S・O・Sコンサート」がありました。コンサートには加藤和彦さんと北山修さんも出演していましたので、今日はそのときの曲目から加藤和彦さんの「不思議な日」と、東京のSさんがお好きな、1976年リリースの「シンガプーラ」をUPします。

Sさんからのメールには、「>昨冬、Martin社主催のコンサートで、サザンオールスターズのサポートギター斎藤誠らと一緒に演奏した、「Heart of Gold」を聴きました。その時は元気そうでした。彼の持っているMartinのギター4~5本を持ち込み、曲に合ったギターで演奏をしてくれました。今ではプレミアの付いているギターでした。『シンガプーラ』という曲が一番好きです。今日はこの曲を聴いて彼の冥福を祈ります。」とありました。加藤和彦さんの突然の死に、ショックを受けている人が多いです。


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あの素晴らしい愛をもう一度 [和製フォーク]

室蘭市で「北海道フォーク2009」のコンサートを観た10月16日の夜、元ザ・フォーク・クルセイダースの加藤和彦さんの訃報を聞いて驚きました。うつ病を患っていたそうで、自殺死だった事にも大きなショックを受けています。謹んで心よりご冥福をお祈り申し上げます。

加藤和彦さんと共に珠玉の楽曲を手掛けてきた北山修さんは現在、精神医学、精神分析学を専門とする精神科医ですので、加藤和彦さんの死と、その死因に対するショックの大きさは計り知れないものでしょう。

フォーク・クルセイダーズ結成の由来は、こちらに書いています。http://www.cafeblo.com/ivyscene1968/archive-20091019.html

1967年のクリスマスにリリースされた『帰って来たヨッパライ』に続く第2弾、1968年3月にリリースされた『悲しくてやりきれない』と、1971年4月リリースの『あの素晴らしい愛をもう一度』をUPします。当時2枚目のシングル曲としてリリースされた、『イムジン河』は発売自粛となっていました。『悲しくてやりきれない』の作曲は、業界でトノバンと云う愛称で親しまれていた加藤和彦さんですが、作詞は北山修さんではなくて、詩人のサトウ・ハチローさんです。

あの素晴らしい愛をもう一度.jpg

あの素晴らしい愛をもう一度

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悲しくてやりきれない

胸にしみる 空の輝き
今日も遠く眺め 涙を流す
悲しくて 悲しくて
とてもやりきれない
この やるせない モヤモヤを
誰かに 告げようか

白い雲は 流れ流れて
今日も夢はもつれ わびしく揺れる
悲しくて 悲しくて
とてもやりきれない
この 限りない 空しさの
救いは ないだろうか

深い森の 緑に抱かれ
今日も風の歌に しみじみ嘆く
悲しくて 悲しくて
とてもやりきれない
この 燃えたぎる 苦しさは
明日も 続くのか


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街はひたすら冬を目指し [和製フォーク]

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先日、仕事関係の方からチケットを頂いたもので、金曜の夜に室蘭市で行われた「フォーク・ソングを鞄につめて」、というテーマのコンサートへ行ってきました。ファッションの秋ですので、何を着てゆこうかと考えた結果、赤と紺のタッターソールのB・Dシャツにグリーン地にボーダーのニットタイ、ダーク・グリーンのフロントボタンのニットベストにキャメルのブレザー、グレイ・フランネルのスラックス、靴はハッシュパピーのダーティーバックスにしました。

今は東京でもアイビールックの人を見かけることが少ないのですが、行きの特急列車で通路を挟んで座っていた人が、ベージュのコーデュロイ・スーツを着て、バックスキンのベージュにブラウンのサドルシューズを履いたIVYでした。帰りの車内では隣に座った人が、白のB・Dシャツに紺地に水色のドットのネクタイで、濃紺のスーツに靴は黒のコブラ・バンプという、上品なコーディネイトをされているビジネスマンと一緒でした。初対面の方でしたが名刺交換をして会話も弾み、札幌までの道中を退屈せずにすみました。

札幌の今の季節を歌っている楽曲、"ふきのとう"で「街はひたすら」と、デビュー曲「白い冬」です。「街はひたすら」のジャケット写真が撮影された場所は、札幌狸小路1丁目にあった喫茶店、「イレブン」の前で撮影されたものだそうです。

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♪ひと雨ごとに風は冷たく吹いて  空の蒼さに木の葉を落とし  季節を変えています~

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友、遠方より来たる! [和製フォーク]

1週間程前に、しばらく音信不通だった学生時代の一期後輩から突然電話があり、私の札幌での連絡先を知る由もないので驚いたのですが、実家の兄から聞いたという事で土日を利用して訪ねて来ました。随分と久しぶりに会った彼は現在、函館に単身赴任をしているのですが、函館ー札幌間はかなりの距離なので、久しぶりに会う嬉しさと、わざわざ訪ねて来てくれた事に感激してしまいました。

彼も昔は上から下までVANを着ていたIVYでしたので、当時のIVY談義にも花が咲いて、裏表紙が一面VANの広告だった'66年頃のMEN'S CLUBを私からもらい、「現在も東京の自宅にあります。」との事でした。'60年代のメンクラは現在希少価値なので、内心は「それ返せ!」と思いましたが、(爆)35年も前にあげたものを大切にしてくれているなんて、嬉しいじゃないですか!それだけ私の存在も大事にされたという事でもあるのですから。という事で今度は私が函館へ出向く事を約束して、昨日は駅ビルで早めの夕食を摂って札幌駅で別れたのでした。

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飲み屋で何故か後輩が選曲していた、「ふきのとう」の'78年の名曲『想い出通り雨』です。


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河のほとりに [和製フォーク]

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音源はこちらです

『河のほとりに』は、人恋しくなる秋に聴くとジーンときます。我孫子市の手賀沼の風景が美しいですよ! 

私の友人に千葉の小学校と高校の教師が何人かいて、同年代の彼らは酒もタバコもやらないので、所謂、真面目を絵に描いたような人達なんです。勿論ディスコへなどは行ったこともなく、踊りと言えばフォークダンスと盆踊りだそうです!(笑わないでくださいね)そんな彼らと忘年会をやったときに、盛り上がった話題が『細うで繁盛記』という'70年代のテレビドラマでした。幅広い年代層に、このドラマを観ていた方が多いと思います。

主な出演者

関口加代:新珠三千代

原田正吾(加代の夫):滝田裕介

正子(正吾の妹):冨士眞奈美

春江(正吾の妹):柏木由紀子

細うで繁盛記は1970年1月8日から1971年4月1日まで、毎週木曜日の21時30分から22時26分に日本テレビ系列で放送された、高視聴率番組でした。原作は花登筺(はなと こばこ)の『銭の花』というシリアスな小説でしたが、正子役の冨士眞奈美が牛乳瓶の底のような近眼鏡をかけ、静岡弁で「ちょっくら!加代、おみゃーの出る幕じゃーにゃーズラ!」「加代!おみゃーの自由にはさせにゃーだから!」「犬にやる飯はあってもおみゃーにやる飯はにゃーだで!」兄の正吾に向かっては「おい正吾!おみゃーがふぎゃーにゃーだで、嫁っこが付け上がるズラ!」というようなセリフを口にして、視聴者に強烈な印象を与えたのでした。

冨士眞奈美というと想い出すのは、1967年頃のテレビドラマ『居酒屋』に、クリーニング屋の足が不自由なお母さんの役で出演していて、高校生の娘役は加賀まりこでした。『居酒屋』の原作はフランスの作家、エミール・ゾラの代表作である同名小説です。

オープニングで「銭の花の色は清らかに白い。だが蕾は血がにじんだように赤く、その香りは汗の匂いがする」という、主人公加代役の新珠三千代のナレーションが入ったテーマ曲はこちら


タグ:谷山浩子
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小さな日記 [和製フォーク]

8月20日付けの産経新聞に、ベネッセ・コーポレーション(岡山市)が、全国の大学生4070人に実施したアンケートの結果が書かれていましたので、私も大学生の子供を持つ親として興味深く読みました。 

現在、大学生の8割は日本を「競争社会」と考えながらも、努力が報われる社会と思っている人は半数に満たない。
昨年秋に大学生の社会観や生活について、インターネットで調査した結果では、就労観について「仕事を通じて社会に貢献することは大切」と答えた学生は84%を占め、「仕事より自分の趣味や自由時間を大切にすべきだ」と回答した人も75%。
79%が「日本は競争が激しい」としており、「努力が報われる社会」と受け止めているのは43%で、大学生の間にも格差が指摘される状況に厳しい見解を示しています。

大学生活で身についた事として、「人と協力しながらものごとを進める」が67%を占め、「自ら先頭に立ってグループをまとめる」は37%。リーダーシップを取る事よりも、周囲との調和を重んじる学生気質がうかがえる統計となっています。

授業の出席率については87%で、1週間の平均通学日数は4・4日と、まじめに大学に通う傾向が示されています。一方、週に3時間以上「授業の予習復習をする」と答えた学生は27%で、「授業以外の自主的な勉強をする」は、僅か19%でした。

過去を美化するわけではありませんが、生徒数が途轍もなく多かった団塊世代と、私達の世代の学生時代を思うと、現在の大学生と若者達の感覚に意義を唱えたくなるのは、年をとった証拠なのでしょうか?
 

1968年にリリースされた、「フォー・セインツ」のデビュー・シングル、『小さな日記』はとても良い曲でした。当時、彼らも大学生でしたがG・Sも含めて、大学に在籍しながら音楽活動をするグループが多くいました。

2006年、NHK BS-2「BSまるごと日本のフォーク&ロック大全集」で、解散後33年ぶりにメンバーが集まり、『小さな日記』『希望』を披露しました。昨年は新曲の『この街で』をリリースし、本格的に再結成しています。

小さな日記.jpg

NHK BSのライヴ映像より、『小さな日記』『希望』です。

リーダーでボーカルの上原徹さん(右から二人目)は、現在、株式会社フジパシフィック音楽出版の
代表取締役社長です。上原さんの音楽に対する思い入れのメッセージがあります。http://www.fujipacific.co.jp/company/index.html

同時期のカレッジ・フォークに、やはりメロディとハーモニーがきれいな、「ビリー・バンバン」がおりました。

また君に恋してる.jpg

また君に恋してる


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1969年 [和製フォーク]

ここ数日の北海道は気温が上がらず、半袖だと肌寒い陽気です。お盆を過ぎる頃からは秋風がふいて、北海道の短い夏の終わりとなります。夏が終わる頃に東京へ戻れると良いのですが! 

'60年代の高度経済成長期の勢いも落ち着き、センセーショナルだったG・Sブームが下降し始めた昭和44年頃は、世相的にも暗雲がかかりだした時代だった様に思います。私は'60年代から'70年代の狭間に中学生から高校生になりましたが、'69年から'70年の移り変わりに大きな変化を感じていました。

それぞれに好みや価値観の違いがあるので一概には言えませんが、ファッションに関しても爽やかな若者を演出するタイトなアイビールックから、長髪にジーンズやTシャツなどの、ヒッピー・ムーブメント色の強いものが中心となり、若者文化がルーズな方向に変わったのもこの頃で、拘り性の私はとても不快な気分で見ていたことを覚えています。

そんな時代を象徴するかのように、'69年にデビューをしたカルメン・マキのヒット曲です。独特な曲調の「時には母のない子のように」、「山羊にひかれて」のジャンルはフォークなのでしょうか?ニュー・ミュージックの表現はもう少し後だったと思います。

当時、栗原小巻に似たガールフレンドがいて、彼女が好きだったこの曲を聴くとあの頃を想い出します。

両曲、共に作詞は寺山修司です。寺山修司の世界を堪能してください。

カルメン・マキ.jpg

音源はこちら

山羊にひかれて」はこちら。


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