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森と水のハーモニー [ART]

森と水のハーモニー.jpg

自然体の話し方と声から、大まかな人間性を認識できるものです。若い時にはない、年の功が成せる業だと思うのですが、特に面識がない人と電話で話すと、微妙なアクセントから出身地まで判る場合もあります。言葉は心から発するものなので、その人間性が顕著にでるものです。福岡在住の友人である、鮫島宗哉さんはアナウンサーでもありますが、そのお声からは優しく柔軟性のあるお人柄が伝わります。私はと云うと、"館一さんは電話で話す声が素敵ですね"と、大勢の方から言われますので、出来るだけ直接会って話さないようにしています。

2008年6月に福岡で行われた、ピアノと朗読のコンサート『森と水のハーモニー』で、屋久島に晩年を過ごした詩人、「山尾三省」氏の詩を福岡のピアニストnaoさんとの共演で、鮫島宗哉さんが朗読をされています。一昨年の暮れに、そのスタジオ・ライブの稀少CDを拝聴させて頂いておりましたが、その模様が鮫島さんの新年1月2日のブログに書かれていますので、是非こちらでお聴きになってください。http://musameji.at.webry.info/201001/article_1.html

「森と水」は、地球上の自然界に生きる、あらゆる生命体の源泉ですね。~詩と朗読とピアノの調べ~は、心が洗われるようなコンサートです。

(2008年6月22日 福岡西新パレス ウエストポイントにて実況録音)

オリジナルCD
「森と水のハーモニー」

作曲・ピアノ演奏   Nao
朗読     鮫島宗哉
詩 山尾三省”水が流れている―屋久島のいのちの森から”より。

”雨水”

雨水(うすい) と呼べば
それはなんとやさしい 喜ばしい節気の呼び名であろうか
濡れた椎の木が 銀色に光り
そよとも揺るがず
その太い幹に 静かに水が流れている

森は 寒さの中にまだ青黒く沈んでいるが
天から 雨水として与えられる
その慈(めぐ)みを受けて
ひとすじ ふたすじのゆるみが 黒く大地を潤す

ゆるむことのない 世紀末
枯れたまま 季節さえもが直進する時間の中で
雨水 と呼べば
わたくしには それはカミの名にほかならない

二月十九日 雨水の入り
ヒメシャラの まだ芽吹きも見られぬ 裸の枝に
小さな雨の粒が
千もの銀色の芽吹きとなって 光っている

神と名づけられる以前の カミは
きっとそのような
銀色の雨の粒で あったのだろう

風が吹かないのが 不思議
雨水の雨は 風さえ止める

銀色 銀色
その雨の粒こそ わたくしの眼に見えるカミ

二月十九日 雨水の入り
長かった冬のカミガミが去って
森ごとすべて
天のどこかには すでに春の青空も見えているようだ

水が流れている―屋久島のいのちの森から

水が流れている―屋久島のいのちの森から

  • 作者: 山尾 三省
  • 出版社/メーカー: 野草社
  • 発売日: 2002/01
  • メディア: 単行本
森羅万象の中へ―その断片の自覚として

森羅万象の中へ―その断片の自覚として

  • 作者: 山尾 三省
  • 出版社/メーカー: 山と溪谷社
  • 発売日: 2001/07
  • メディア: 単行本
屋久島のウパニシャッド (こころの本)

屋久島のウパニシャッド (こころの本)

  • 作者: 山尾 三省
  • 出版社/メーカー: 筑摩書房
  • 発売日: 1995/06
  • メディア: 単行本

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コメント 16

ナツパパ

素晴らしい詩ですね。
音楽と朗読が一緒になると、なお一層素晴らしくなるのでしょう。

わたしもいい声、といわれます。
実際にお目にかかると、ガッカリされる方もあったりしましたので、
やはり声だけのお付き合いにしたいなあ、と思いつつ、そうもいかなくて(笑)
by ナツパパ (2010-01-13 09:59) 

鮫島宗哉

舘一さん

本日は、わたしのつたないブログそして、朗読を
トラックバックまでしていただいてのご紹介
痛み入ります。

山尾三省と言う人は、Naoさんが
是非と薦めてくれて、僕自身は初めて知った次第です。
屋久島に一度行きたいという思いも強くなっています。
私は、父が種子島なので、隣の島までは行ったことがあるのですが。
二つの島は、まったく自然環境がちがう、地質学的にも
別な火山帯のようです。

さて私は
新しい音声付のブログを、楽天のブログのほかに
12月から初めたのですが
けっこうはまってしまいました。
古いレコードの音源を紹介するのが楽しみで、これは完全に
舘一産の影響です!

時々、自分の講座の様子や、「読み」などもしのばせて
恥ずかしながらUPしたいと思っています。

舘一さんのこのブログも、毎日何の曲が登場するのか
楽しみにちょくちょく伺っているのです。

今日は、びっくりしました!!

今年も、どうぞよろしくお願いします。
近いうち再開の機会があればと楽しみにしています。
ありがとうございました。
by 鮫島宗哉 (2010-01-13 14:22) 

tateichi_m

ナツパパさん、今晩は。
プロフィール画像に使われているアイコンは、
息子さんが小さい頃に書いたナツパパさんでしょうか?

いえいえ、ガッカリなど~致しませんぞ!(笑い)
私と違い、いつも穏やかで安心感があり、お人柄の良さを感じていますよ。
by tateichi_m (2010-01-13 19:57) 

tateichi_m

鮫島さん、今晩は。
昨夜、予約投稿で記事を掲載する前に、お知らせしようと思っていましたが、
睡魔に負けてしまいました。すみません。
こちらこそ、今年もどうぞ宜しくお願い致します。

奄美や鹿児島育ちの友人がいて誘われるのですが、
鹿児島も行った事がなく、屋久島へは私も行ってみたいと思います。

新しいブログから鮫島さんの札幌、釧路時代の想い出のレコードを聴かせて頂きながら、
お若い頃の鮫島さんのエピソードを通して、鮫島さんの人物像の新たな発見を嬉しく拝見しています。
北海道弁の「こわい」は私も昔驚きました。あとは管理人さんが私に、
「ゴミは玄関前に出して置いてくれたら、私が投げておきますから」
と、投げると云われたときでした。

初めて聴く曲が多いのですが、'70年代の穏やかな邦楽も良いですね。
私も鮫島さんの、DJのようなテンポのある文章を書きたいと思うのですが、
なんか硬い文章になってしまいます。

帰京したらセミナーも兼ねて、毎月お会いしたいと常々考えておりますが、
現状に流されているような状況です。
社会情勢を考えて慎重なのも大切ですが、慎重すぎるところがあるので、
年末のブログに書いたように、私の今年のテーマである、
「見る前に跳べ」も行動力と飛躍を込めて実践します。
再会を楽しみにしております。ありがとうございました。
by tateichi_m (2010-01-13 20:14) 

tateichi_m

genpatiさん、今晩は。niceありがとうございます。
by tateichi_m (2010-01-13 20:17) 

tateichi_m

shinさん、今晩は。niceありがとうございます。
by tateichi_m (2010-01-13 20:17) 

tateichi_m

トメサン、今晩は。niceありがとうございます。
by tateichi_m (2010-01-13 20:17) 

tateichi_m

ぼんくらオヤジさん、今晩は。niceありがとうございます。
by tateichi_m (2010-01-14 00:39) 

tateichi_m

oiraさん、今晩は。niceありがとうございます。
by tateichi_m (2010-01-14 00:40) 

tateichi_m

ほりけんさん、今晩は。niceありがとうございます。
by tateichi_m (2010-01-14 00:40) 

tateichi_m

tacit_tacetさん、今晩は。niceありがとうございます。
by tateichi_m (2010-01-14 00:40) 

mwainfo

おはようございます。
「森と水」は、地球上の自然界に生きる、あらゆる生命体の源泉」まさに意を得たり、です。本年もよろしくお願いいたします。
by mwainfo (2010-01-14 10:39) 

tateichi_m

mwainfoさん、今晩は。
一昨年の暮れにこのコンサートのCDを初めて聴いたとき、
別サイトで書いている大晦日のブログに載せた時の文章です。
日頃常々思っている、神々が宿る自然の大切さを書きました。
本年も宜しくお願い致します。
by tateichi_m (2010-01-14 17:39) 

tateichi_m

miopapaさん、今晩は。niceありがとうございます。
by tateichi_m (2010-01-14 20:21) 

tateichi_m

ぼんぼちぼちぼちさん、前ページにもniceありがとうございます。
by tateichi_m (2010-01-16 20:21) 

tateichi_m

の さん、niceありがとうございます。
by tateichi_m (2010-01-16 20:21) 

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