石岡瑛子 [Commercial Art]
馬場啓一さんと「CMにチャンネルをあわせた日 杉山登志の時代」を執筆された、石岡瑛子さん(1939年7月12日)は東京芸術大学美術学部を卒業後、資生堂宣伝部でグラフィックデザイナー、アートディレクターとして活動した後1970年に独立し、石岡瑛子デザイン室を主宰して角川文庫やパルコのアート・ディレクターを務め、1980年代以降はニューヨークを拠点として、アメリカ、カナダ、ヨーロッパなどで、グラフィックデザイナー、アートディレクター、プロダクションデザイナー、コスチュームデザイナー等として、国際的に高く評価されている日本の誇りと云えるクリエイターです。
角川文庫では「我が同士/黒澤明」、「予感の書/五木寛之」、「ボタン屋とモメン屋/三宅一生」、「タイム・マシーンの神話/角川春樹」、「スレスレの芸当/坂本龍一」、「水と皮膚の出会い/沢田研二」、「失礼でない裸体/糸井重里」、「石岡瑛子の品・情・胆/田中一光」、「人間的共感の女神/堤清二」他、雑誌「野生時代」などの表紙と、パルコでは1970年代に一世風靡した山口はるみさんの、エアブラシ技法によるイラスト広告のアート・ディレクション、三宅一生のショーなどを手掛けています。
敬愛するグラフィックデザイナーの故田中一光先生のエッセイ「デザインの周辺」に、"石岡瑛子の品・情・胆"が書かれていますが、石岡瑛子さんは私が理想とする人物像の「品・情・胆」が備わっている女性です。
日本を代表する世界的なグラフィックデザイナーで、資生堂宣伝部制作室長などを歴任されて、現在は顧問をされている中村誠さんのアート・ディレションと、石岡瑛子さんデザインによる1965年のキャンペーンポスター。
日宣美(日本宣伝美術会)で女性初の日宣美賞受賞
東京アートディレクターズ・クラブ会員賞
毎日産業デザイン賞
電通賞
講談社出版文化賞
アカデミー賞(衣裳デザイン賞)
1984年映画「MISHIMA」の美術監督として、第38回カンヌ国際映画祭芸術貢献賞
1987年マイルス・デイヴィス「TUTU」のアートワークで第29回グラミー賞
1988年ブロードウェイプロダクション「M.バタフライ」の美術監督として第39回ニューヨーク批評家協会賞
1992年ニューヨークアートディレクターズ・クラブ名誉殊勲賞により殿堂入り
「ドラキュラ」のコスチュームデザインで、第65回アカデミー賞受賞
2002年紫綬褒章を受章
マイルス・デイヴィスのアルバム・ジャケットのデザインでグラミー賞
ニューヨーク映画批評家協会賞、他、多数受賞しジョージ・ルーカス、フランシス・フォード・コッポラとは交流が深いそうです。
2002年ソルトレイク冬季オリンピックでは、デサントがサプライヤーとなったレーシング・ウェアとアウター・ウェアをデザインし、2008年の北京オリンピックの開会式では衣装デザインを担当しました。
こんにちは。
話題が次第にアカデミックになって来ましたね…
by musselwhite (2010-12-14 19:03)
musselwhiteさん、
以前書いたグラフィックデザイナーの和田誠さんから、
広告業界に関わる方々をバトンリレー式に繋いでいます。
by tateichi_m (2010-12-14 22:41)
品・情...までは分かるのですが、胆が必要なんですね。
新しいものを世に出すときは、大切な要素なのかも知れません。
by ナツパパ (2010-12-15 08:45)
こんにちは。
Biglobeはプロバイダ契約以外は総容量が1TBの様ですね。
音楽ファイルをUploadするには少々少ない様です。
by musselwhite (2010-12-15 17:08)
ナツパパさん、
あいつは「肝が座っている」と、
言える人間が少なくなったように思います。
「品格は運命を作る」座右の銘のひとつです。
by tateichi_m (2010-12-15 20:55)
musselwhiteさん、
Biglobeも同じ1GBバイトのようですね。
1TB(約1兆バイト)だと良いのですが。
ソネットは追加申請をして最大1GB(約10億バイト)、
使い切ったらソネット内で新ブログですね。
by tateichi_m (2010-12-15 21:33)