我が友へ哀悼の意を込めて

2月1日の夜は、福岡の友人である鮫島宗哉さんのセミナーが東京で行われたのですが、昨夜の東京は雪になっていましたので、あいにくの空模様になり心配をしておりました。鮫島さんの1月27日のブログに書かれていた、「友人の訃報を受けて感じること」を拝読して、私が大切に思っていた北海道の知人、菊池浩一さんが1月25日に永眠されたことを、哀悼の意を込めて書かせて頂きます。1月25日の深夜に書いた「サンセット・メモリー」に、"29年後の私は85歳になるので、この世にはいないかもしれません"と書いた、当日の夜に訃報を受けました。享年55歳でした。年齢が1歳下だった菊池さんの分も私は長生きをして、社会に貢献度の高い仕事を続けようと考えます。彼は、日本工学院北海道専門学校の情報ビジネス科、情報処理科の教師で就職課係長を兼務し、日本工学院北海道専門学校創立以来、教育一筋に心血を注いだ教職員人生でした。

死因は大腸癌でしたが、胃部から肺にも転移していたそうでした。私も2006年5月の健康診断で、大腸と胃に癌の疑いがあって、検査入院をして調べたところ特に大きな異常はなく、大事にはなりませんでしたが現在も薬の服用と定期的な検査を続けています。

彼は北海道の内陸にある山間の町の出身で、定時制高校を卒業後、東京の大学の夜学で法学部を専攻しましたが、大学卒業後は日本工学院に通い情報処理を学び、創立したばかりの日本工学院北海道専門学校で教鞭を執りました。

幼い頃から野球が好きだった彼は、大学時代に準硬式野球部のキャプテンを務め、3部から2部へ昇格させ、更に夜間部での1部へ昇格可能なレベルまで上げたそうでしたので、日本工学院では野球部を作り、野球部顧問兼監督を務めて、北海道専門学校野球連盟の立ち上げメンバーの一人として、2010年度も副理事長と、全国専門学校野球連盟理事も兼務し、専門学校野球の発展に貢献してきた方です。私の印象でも温厚誠実な人でしたが、家庭内でも学校でも怒る事はなく、いつも穏やかな優しいお人柄で、とてもご立派な人格者でした。まだ54歳という若さですし、本当に惜しい人を亡くしたことに、言葉にならない哀しみがあります。4人のお子さんのうち、下の二人はまだ学生だそうですので、さぞかし未練を残されて逝ったことでしょう。26日のお通夜の日は猛吹雪でしたが、斎場には溢れるほどの弔問者の方々がみえていました。あらためて、心よりご冥福をお祈り申し上げます。

『雪の降る町を』です。音源はタイトルをクリックしてお聴きください。

雪の降る町を　雪の降る町を
足音だけが　追いかけてゆく
雪の降る町を
一人心に　満ちてくる
この哀しみを　この哀しみを
いつの日か解（ほぐ）さん
緑なす春の日の　そよかぜ

タグ：日本工学院北海道専門学校

コメント 15

志半ばにして．．．ご当人も、そして周りの皆さんもさぞ残念なことでしょう。
ご冥福をお祈りいたします。
by ナツパパ (2010-02-02 09:31) 

身につまされます。ご冥福をお祈り致します。これからは「社会に貢献度の高い仕事を続けようと考えます」頭が下がります。
by mwainfo (2010-02-02 11:14) 

tateichiさん、ぜひそうなさってくださいね。
菊池さんのご冥福をお祈りします。
by ぼんくらオヤジ (2010-02-02 18:59) 

ナツパパさん、今晩は。
菊池さんは申し分のない人格者でした。卒業生、在校生が葬儀にたくさん参列しました。

50代半ばの男性は精神的、肉体的なバランスが崩れる年齢だと思うのです。
55歳の私も一年前、2年前と比べると、体力が落ちています。気力に対して体力が比例しないのです。
by tateichi_m (2010-02-02 20:14) 

mwainfoさん、今晩は。
ありがとうございます。混沌とした社会ですので、大事な人材が一人消えたような想いです。
by tateichi_m (2010-02-02 20:16) 

ぼんくらオヤジさん、今晩は。
まるで磁石で吸い寄せているかのように、周りに繊細な気配りができる好人物が集っていますが、その一人が早くも天に召されてしまったことが哀しいです。
菊池さんとも、まだまだたくさんやりたい事があって、これからというときでした。
by tateichi_m (2010-02-02 20:18) 

トメサン、niceありがとうございます。
by tateichi_m (2010-02-02 20:18) 

最近、
こうしてブログの中で沢山の皆さんに出会え
いろいろなお話等を効き、良くしていただく内に
今回のお話しかり
自分が一度もお会いしていない方なのに
何故か、
ドーンと心の中に込み上げそうに・・・

菊池浩一さんの
　　ご冥福を　心より祈りいたします　・　・　・


　　　最後になりましたが、
　　　掲載いただいていた
　　　"高　英男"さんの「雪の降る街を」の歌詞が
　　　自然に口から・・・
　　　近頃にない、とっても心に向かい合えるような
　　　穏やかな気持ちを頂きました・・・
　　　　　　　　　　　ありがとうございます！！

by miopapa (2010-02-02 20:42) 

miopapaさん、ありがとうございます。
見ず知らずのmiopapaさんと、皆さんの優しいお気遣いを、
ご本人も喜ばれていることと思います。

「雪の降る町を」、詞もメロディも素晴らしい叙情歌ですよね。
miopapaさんの繊細な感性が伝わります。
私も小学校低学年の時に聴いてから、ずっと心に残っている歌です。
by tateichi_m (2010-02-02 21:19) 

南無大師遍上金剛

いつか、かの地でお会いできますように。
by oira (2010-02-02 23:05) 

oiraさん、今晩は。
何年か前から私の多感な少年期に活躍していたタレントが亡くなり、
その都度ブログで取り上げていたのですが、
まさかこんなに早く、年齢が近い身近な友人の訃報を書くとは、
考えてもおりませんでした。
by tateichi_m (2010-02-03 00:48) 

genpatiさん、niceありがとうございます。
by tateichi_m (2010-02-03 00:51) 

謹んで故人の御冥福をお祈りします。
by tacit_tacet (2010-02-03 00:55) 

tacit_tacetさん、今晩は。
ありがとうございます。
by tateichi_m (2010-02-03 01:03) 

be-sunさん、niceありがとうございます。
by tateichi_m (2010-02-04 19:36)