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西暦2525年 [1960年代の洋楽]

西暦2525.jpg 

西暦2525年」←音源はタイトルをクリックしてお聴きください。

"誓いのフーガ"2010年から、515年飛びました!1969年8月10日にリリースされた、「ゼーガーとエバンズ」の大ヒット曲"西暦2525年"は、翌月の9月8日付のオリコンチャートの10位にランクインし、10月13日付のチャートでは1位になった曲です。S・F映画がブームになる前の1968年4月に上映された、「2001年宇宙の旅」が当時話題になり私も観ましたが、1967年にゼーガーが558年~1万年後を想定して書いたと思われる歌詞は、環境問題をテーマにした先駆的なものと云えます。

マイラブ・マイラブ.jpg"In The Year 2525"をカヴァーしているのは、1967年9月に"マイ・ラブ マイ・ラブ/離したくない"でデビューをした、「ザ・ヤンガーズ」です。このグループは新宿にあったジャズ喫茶、ラセーヌが全国からオーディショで選抜したメンバーで結成され、ラセーヌのステージを中心に活動していました。メンバーのひとりで、当時17歳だった鈴木陽一が作詞:作曲を手掛けたオリジナル曲と共に、洋楽をアレンジしたカヴァー曲のサウンド・レベルが高いバンドだと思うのですが、大きなヒット曲がないせいかG・Sでの扱いはB級とされています。因みにヤンガーズのファン・クラブ会長は、漫画家の富永一郎だったそうですが、西川きよしがタイガースを応援していたように、G・Sのファン・クラブには男性の文化人、有名人も多かったようです。


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コメント 10

yukky_z

1969年に[2525年]なんですかぁ?!
それはまた「壮大なテーマ」ですね!?
ノストラダムスや手塚治虫さんも
きっと真っ青ですよ^^;
by yukky_z (2010-04-05 01:11) 

ナツパパ

この曲は、出だしの所、そこだけが印象に残っています。
あとは今回聞くまでまるっきり覚えていませんでした。
いかんなあ...。
by ナツパパ (2010-04-05 09:50) 

ハリマオ先生

「2001年宇宙の旅」はずっと先の未来と思っていました。
しかし すぐにその年はやってきました。
西暦2525年 ひょっとして すぐにやってくるのでは?
そのように月日のたつのが早いこと速いこと・・・・
by ハリマオ先生 (2010-04-05 13:04) 

oira

今晩は!
yukky_zさんがコメントされた「手塚治虫の火の鳥」といえば、

人類はいかに微塵な存在であり。
更に大きく深慮ある生物=宇宙(火の鳥)といった印象でした。

真言密教の曼荼羅もなにか近いイメージを持っていますし。

歌も、当時はさほど意識して聞きませんでしたが、
自分も世界中もが激動の時代のこの曲に、
あらためて、深遠なものを感じますね。


by oira (2010-04-05 22:51) 

tateichi_m

yukky_zさん、
このデュオは一発屋的で、この曲以降は覚えていませんが、
歌詞も曲も深いものがあります。
次回は、現役でツアーをやっているあのグループの曲で、
西暦を超えますよ。(笑い)
by tateichi_m (2010-04-05 23:17) 

tateichi_m

ナツパパさん、
この曲がヒットしていた'69年の夏から暮れは、
高校受験の人達は追い込みの時期でしたから、
リアルタイムの記憶はないでしょうね。
私は大学受験のカリキュラムに入った高1から高3の頃に、
ヒットした拓郎などのフォークや当時の邦楽にうといのです。
好きだった洋楽は、一息入れる深夜ラジオからの情報でした。
by tateichi_m (2010-04-05 23:20) 

tateichi_m

ハリマオ先生、
月日が経つのは本当に早いものですね。
でも、長い歳月を経た旧VANの、服、靴、グッズの数々、
保存状態が素晴らしいです。
'74年の黄色のパイプチェアーは、私も持っていましたので、
たいへん懐かしく20歳の頃を想い出しました。
by tateichi_m (2010-04-05 23:32) 

tateichi_m

oiraさん、
この歌詞が作られた頃、ベトナム戦争やブラック・パワー、
スチューデント・パワーなど、PPMやボブデュランなどの
社会派の曲がヒットした時代で、心の安らぎを求めて歌詞やメロディに、
宗教的要素のあるヒット曲が多く出た、「祈りの歌の時代」でした。
"西暦2525"は、人類を創造し包括する存在である神を登場させる、
キリスト教色の強い歌のようです。
今置かれている地球環境問題をも、先読みしたような歌詞だと思います。
by tateichi_m (2010-04-05 23:53) 

tacit_tacet

プログレや電子音楽の文脈からはこぼれ落ちてしまう傑作に出会えたこと感謝します。
70年代後半から洋楽を聴き出した世代からの勝手な印象批評で恐縮ですが、オリジナルはムーディー・ブルースに近いサウンドだと感じました。
ザ・ヤンガーズのカバー・ヴァージョンですが、オリジナルのシンフォニックな大仰さが消え失せた分、現在のクラブシーンでチルアウト/ラウンジ/ダウンテンポと分類される「ゆるい文明批評的まったり電気音楽」に、ぴったりな雰囲気があります。
by tacit_tacet (2010-04-06 01:53) 

tateichi_m

tacit_tacetさん、
この曲のオリジナル版はフォークポップのアコースティックなサウンドでしたが、
モノラル盤をステレオ化して発売する際に、RCAレーベルがストリングスとホーンを付け足したそうです。

ムーディー・ブルースは、'73年頃に友人が聴いていたので覚えています。
GSを今聴くとサウンドが荒削りで、英米のグループの物まね的なのですが、
日本ではロックの基礎的な活躍をして、一昔前のB'z、Zardなど、若い世代のプロデューサー的な役割をしている人もいます。
by tateichi_m (2010-04-06 22:45) 

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