雨の赤坂 [G・S]
1968年12月25日にリリースされた、ブルー・コメッツの「雨の赤坂」です。左から二人目の小田啓義(おだひろよし)さんは当時29歳ですが、スリーピース・スーツとあご髭がよく似合うジェントルマンです。
私が好きな町TOP3である1960年代から70年代の赤坂は、コパカバーナ、ニュー・ラテンクォーターといったナイトクラブや、花柳界華やかりし時代の高級料亭や割烹などの名店が軒を連ねていました。私が20歳前後の頃は赤坂3丁目にあったディスコ「MUGEN」や、赤坂見附の「フランス乞食」などへ行っていましたが、「MUGEN」は1968年にオープンした伝説のゴーゴー・ダンス・クラブで、オープン当初の顔ぶれには、川端康成、三島由紀夫、丹下健三、小沢征爾など、各界の大御所が名を連ねていて、当時のトレンディな年代層の間で一世を風靡した店でした。時代は変わりバブル崩壊以降の赤坂は、昔のような活気がなくなっていましたが、2008年3月に複合施設の赤坂サカスがグランド・オープンして、サカスのネーミング・コンセプトは坂が多い町赤坂からの「Saka's」と、「桜を咲かす」という意味合いもあるので、活気溢れる街になることは嬉しい事です。2008年5月には博報堂D・Yホールディングスが、田町のグランパーク・タワーから赤坂サカスにある赤坂Bizタワーに本社を移転しています。
このレコジャケでは全員がスリーピースで、ブルコメはダンディなグループでした。GSブームに秋風が吹き始めた頃、ブルー・コメッツが「脱GS」宣言をした後の第一弾、1968年11月1日にリリースされた「さよならのあとで」が大ヒットしましたが、当時は別として今聴くとなかなか良い曲です。
みんなスーツ姿っていうのが、ダンディですね〜♪
今のミュージシャンがスーツ姿で歌ってても、こんな雰囲気にはならないでしょうね。。。(^^)
by マイン (2010-05-17 08:48)
ご多忙中いつもご訪問いただき有難うございます。
by mwainfo (2010-05-17 16:09)
背景の人力車に時代を感じやす。
by ぼんぼちぼちぼち (2010-05-17 17:53)
マインさん、
時代なのでしょうね。流行は繰り返すと言われ、20代30代のビジネスマンもスリムなラインのスーツを着ていますが、
今の人達は個性がないので、制服のように見えます。
by tateichi_m (2010-05-17 18:23)
mwainfoさん、ありがとうございます。
育ちが良い!お坊ちゃま!=お人好しという定説がありますが、
鳩山首相のように"ぬらりくらり"と態をかわす、"ズルイ"例外もいるのですね。(笑い)
by tateichi_m (2010-05-17 18:25)
ぼんぼちぼちぼちさん、
浅草、赤坂に数年前からアルバイトの車やさんがいて、
人力車に乗れますよ。
今は観光中心のようですが、私も乗ってみたいと思います。
by tateichi_m (2010-05-17 18:27)
細身のシルエットのスーツ、最近またこういう傾向になってきましたね。
スリーピースって好きなんですが、最近あまり見かけなくなりましたね。
by ナツパパ (2010-05-18 08:55)
この当時、
ジャケットの左隅に人力車が写っているのが
なんともブルーコメと合わない気がしていたのですが
今回のご説明を拝見し、大いに理解できる気が・ ・ ・
by miopapa (2010-05-18 20:29)
ナツパパさん、
スリーピーは、既製服を扱っている店が少ないので、
今はオーダーメイドですね。
グレンチェックやハウンドトゥース(千鳥格子)、ヘリンボーンの
秋冬物は三つ揃えで着たいです。
高校時代に着た、VANのミディアム・グレイのスリーピーが今もありますが、
当時はウエスト76センチでした。今は85です。(爆)
by tateichi_m (2010-05-18 22:16)
miopapaさん、
体調のことを心配しておりましたので、
お元気になられたご様子に安心しました。
そうですよね。GSと人力車は・・・。
赤坂の老舗料亭が閉店していますし、赤坂芸者も今は数人で、
神楽坂や新橋、向島の花柳界も下火のようです。
お座敷遊びは私の夢ですのに・・・。(笑い)
by tateichi_m (2010-05-18 22:24)