山河 [人生観]
私は少年時代から興味を注いできた事に対する、想い出を懐古する形でブログを書いていますが、その想い出に対するストーリー性などに、共感を持って読んでくださる方が多く、中には私との共通点と、記事の感想などを長文にしたメールを頂く事もあります。同じ目線で時代を感じていて、その少年時代に抱いた価値観を共有出来ている事をとても嬉しく思います。これも現代文明の利器である、インターネットの良い部分ですね。
一昨年の6月にネットで知り合った方は、3年前に癌を患ってあと数ヶ月の命と医師から宣告されていたのですが、そのとき、奥様の『あと10年間は生きさせてみせる』という強い一念と、心血を注ぐような看護から、一年後には東京の大学に入学したお嬢さんの念願の入学式に、新幹線で4時間かけて出席できるまでに回復していました。
「60歳の誕生日」
この方の心の琴線に触れて、このお話を読ませて頂いた時は涙があふれて止まりませんでした。その後もお元気に仕事をされていますが、ブログの更新が途絶えると「忙しいですが元気でやっています」と、メールをくださっています。彼は勤務医ですが、医師という仕事はたいへんハード・ワークなので、くれぐれも無理をなさらないように、毎日、定刻で帰宅されますようにと願っております。
彼が奥様との出逢いを書かれたブログに、小椋佳の『白い一日』が想い出の曲としてあります。私も小椋佳の大ファンで、昨年の10月に千葉の習志野文化ホールで行われたコンサート、「歌談の会」へ行きました。数ある曲の中から、「山河」と「めまい」をUPします。
「顧みて恥じることない 足跡を山に 残したろうか
ふと想う 悔いひとつなく悦びの山を築けたろうか
永遠の 水面の光 増す夢を 河に浮かべたろうか
愛する人の瞳に 俺の山河は美しいかと」
この曲は、男の人生を唄われているように思います。
タグ：小椋 佳
Facebook コメント
tateichi_m さん
MEN'S CLUB 60's
miopapaさん、今晩は。
niceありがとうございます。
過日、miopapaさんのプロフィールを拝見していました。
書評と内容も拝見しました。書物を探して、読ませて頂きます。
物質的な豊かさのみを追いすぎて、経済崩壊した米、日。
心が豊かで、健康である事が最大の幸せだと思います。
by tateichi (2009-08-20 18:33)
小椋さんの歌声は、以前と比べると張りこそ無くなりましたが、
聞いているとしみじみ心に響いてくるのを感じます。
白い一日なども、昔の録音より今の歌い方の方が好きですね。
歌詞の持つ世界に入って聞ける曲も歌い手さんも貴重だと思います。
by ナツパパ (2009-08-21 08:45)
ナツパパさん、今晩は。
天から二物を与えられたような、すごい才能の持ち主だと思います。
自他共の作品の多さはシンガーソングライターとしては、
日本一だと思います。
年をとると声が低くなりますが、小椋さんは声の音域が広く、
テレビで歌っているときにのどを観ると分かるのですが、
発声に無理がありません。美空ひばりさんもそうでした。
私が小椋佳を初めて聴いたのは「さらば青春」で、26歳のときでした。
♪僕は追いかけはしない 過ぎ去るものを・・・。良い曲でした。
by tateichi (2009-08-21 18:33)
ｔａｔｅｉｃｈｉさん、みなさん、こんばんは！
ｔａｔｅｉｃｈｉさん、私も遠ざかる風景のＬＰ時々聞いて癒されています。やっぱり俺達の旅を口ずさんでしまいます。しゃべりも好いですね！
by ＭＲ・Ｈ (2009-08-21 22:28)
ｔａｔｅｉｃｈｉさん、こちらのホームページもリンクさせていただきました。
by ＭＲ・Ｈ (2009-08-21 22:36)
MR・Hさん、今晩は。ご訪問ありがとうございます。
そして、Wリンクに感謝感激です。このあとMR・HさんのH・Pを貼らせて頂きますね。
G・Sダウンタウン・ブギウギバンド、加山雄三の幻のアマリリア、そして遠ざかる風景と、同じレコードをお持ちなのも嬉しいですね。
横田カーニバルには行けませんが、バンド演奏もあるそうで、ゴーゴーダンスを披露できないのが残念です！（爆）
by tateichi (2009-08-21 23:12)
素晴らしいブログをご紹介いただき、ありがとうございました。
tateichiさんのブログから惜しみなく与えて頂けることの幸いと
それを単に我がものとせず他に伝える務めの重みを
静かに感じております。
by ぼんくらオヤジ (2009-08-22 00:01)
ぼんくらオヤジさん、今晩は。
身に余るお褒めのお言葉を、ありがとうございます。
照れて赤面しております。（笑い）
ピュアな心を持つ人達が、病や障害、経済苦と闘っておられる方が多いですね。
「人の不幸は蜜の味」みたいな輩が多いご時世ですので、
心温まるようなお話を正義感から書いています。
by tateichi (2009-08-22 00:52)