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アルコールの遺伝子 [人生観]

日本人特有の体質で、一般的に遺伝によってお酒を飲める体質と、飲めない体質の人に分かれていますが、それはアセトアルデヒドの分解酵素の型で決まり、日本人の約四割の人が、アルコールに弱い体質だといわれています。お酒を受け付けない体質の人が飲みすぎては危険ですので、自分の体質を把握しておく事も重要でしょうね。

私とお酒の付き合いは学生時代のディスコ、コンパ。社会人になってからはスナック通いをしていましたので、昔からお酒を普通に飲める体質でした。おかげで社交性も身に付いて良い社会勉強になったと思っていますが、最近の若者は職場での飲み会などを敬遠するそうですね。お酒を飲むことはひとつのコミュニケーション・ツールにもなるので、飲む場面を通して世の中が広がる事も多いですね。

私が父に連れられて初めて飲みに行ったのは、大学3年の1975年で、父の行きつけだった赤坂のスナックでした。カラオケが流行りだした頃でしたが、当時は8トラックのカセットの時代で、ステージがあって譜面台に歌詞の本が置かれていて、「コモエスタ赤坂」や「銀座の恋の物語」などのムード歌謡が主流でした。

 

SUNTORY.jpg私の元妻は知り合った当初アルコールを全く飲めなくて、ワインやコニャック蒸しなどの料理を食べても酔っていました。私と付き合うようになって酒量を上げた友人は沢山いましたが、彼女も飲めるようになりたい一心から、当時発売されたばかりのペンギンのイラストが可愛い、サントリーのミニ缶ビールで練習して陰で杯を重ねていました。その後はウイスキーの水割りを飲めるようになり、離婚後は風の噂によると六本木界隈を飲み歩いていると聞いて、切なさを感じた頃もありました。アルコールに弱い方は、私の毒牙に掛からないようにお気を付けくださいね。(爆)

サントリーCANビール/1983CMです

 

私がディスコへ通っていたのは大学2年の1974年頃迄でしたが、1979年に同窓会の二次会で行ったのが確か、新宿のディスコ「カルチェラタン」で、そのときかかっていた曲が西ドイツ出身の女性3人組、「アラベスク」の『フライデイ・ナイト』のB面、『貴方を待って』でした。

 

 

Someone Is Waiting For You.jpg

 

音源はこちらです

 

★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

 

前書きが長くなりましたが、今日のメイン・テーマです。 

アルコールと人種差「モンゴロイド(黄色人種)」

はるか昔、人類が黒人、白人、黄色人種という三大人種に分かれた後、理由は不明ですが、モンゴロイドの中に突然変異的に、アセトアルデヒド脱水素酵素(ALDH2)の活性を亡くしてしまった人が出現しました。現在でも、モンゴロイドでは失活型を含めるとALDH2不活性型は約半数で見られ、モンゴロイドの特徴となっています。
アセトアルデヒド脱水素酵素(ALDH2)が欠損型か正常型かはアルコール処理能力を見分けるエタノール・パッチテストによって解かります。

消毒用アルコール(アルコール度数は70%)をガーゼに湿らせて、ひじの内側や横腹など皮膚の柔らかい場所にテープで貼る。そして7分ほど経ったらテープをはがし、さらに約10分ほど経過してから反応を見る。貼った部分が赤くなっていればALD2欠損型で、皮膚の色が変化していなければALDH2正常型となります。

肌の色に変化なし→ALDH2活性型(白型タイプ)
ガーゼをはがした部分が赤く変化しない人は、ALDH2酵素が、正常に働いているので、体内でアルコールを分解する力が強いタイプです。また、飲酒が原因の生活習慣病になりやすいのもこのタイプであり、度を過ぎるとアルコール依存症になる危険性も持ち合わせています。自分のタイプを理解し、飲酒を自重しましょう。


肌が10分後に赤くなる→ALDH2低活性型(赤型タイプ)
ガーゼをはがした部分が赤く変化した人は、ALDH2酵素の働きが悪いので体内でアルコールを分解する力が弱いタイプです。無理してお酒を飲む事はしないように心がけましょう。


肌がはがした直後に赤くなる→ALDH2不活性型
このタイプの人はお酒が飲めません。勧められても断るようにしましょう。


タグ:医学
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ハゲアメリカーノ

はい、飲み過ぎに注意します。(笑)
新宿のデスコは「ゲット」が好きでした。(^^;
by ハゲアメリカーノ (2009-09-06 09:23) 

ぼんくらオヤジ

消毒用アルコールがあったので試してみましたが、
当たってました。剥がした直後に赤くなりました(泣)
ぼんくらは下戸なんです。しらふで酔っぱらえるので
問題はないんですが(笑)
by ぼんくらオヤジ (2009-09-06 16:31) 

ナツパパ

わたしはほぼ下戸、妻はコップにビール1㌢でダメ、なんです。
息子が先日、アルコールの検査を受けましてね、まったくダメ、との判定。
こりゃ、両親の遺伝子を受け継いじゃったなあ、とかわいそうになりました。
わたしの祖父は大酒飲みだったのですがねえ。
by ナツパパ (2009-09-06 18:05) 

tateichi

アメリカーノさん、今晩は。
西口の「ゲット」はお坊ちゃまでしたね。
治安維持法が制定された、S48年以前の
歌舞伎町のディスコは柄が悪くて近寄れませんでした。

私は近頃少量でも明くる日に残ります。
by tateichi (2009-09-06 18:08) 

tateichi

ぼんくらオヤジさん、今晩は。
そうでしたか!私の周りにも飲まないで、
場を盛り上げる人がいます。
「男は黙ってサッポロビール!」より楽しいですよ。(笑い)
by tateichi (2009-09-06 18:31) 

tateichi

ナツパパさん、今晩は。
そうですか!飲めても酒は飲まないと言う人と、
糖尿病などで今は飲めない人、
飲めないけれど酒場の雰囲気が好きで・・・。
など・・・多様ですね。
今の若い人達は飲まない人が多いですね。
私達の頃との、若者文化の違いもあると思います。
私の人生は、「酒なくて なんの己が 桜かな」です。(笑い)
by tateichi (2009-09-06 18:55) 

tateichi

miopapaさん、今晩は。
niceありがとうございます。
by tateichi (2009-09-07 20:07) 

tateichi

pianoさん、初めまして。
ご訪問とniceをありがとうございます。
by tateichi (2009-09-07 20:09) 

MR・H

tateichiさん、みなさん、こんばんは!
tateichiさん、私は注射の消毒で真っ赤になります。最近は赤くならない消毒綿を使用してくれます。
by MR・H (2009-09-07 22:18) 

tateichi

MR・Hさん、今晩は。
消毒用エタノールの種類が違うと思うのですが、赤くならない消毒綿を使用するという事は、アレルギー体質か、皮膚が弱いのでないでしょうか?
少しの日焼けでも何か炎症はありますか?お酒暦が長いのでしたらALDH2欠損型ではないと思いますが、仕事上でもお酒の付き合いが多いようでしたらパッチテストをお奨めしますね。

私は面の皮は厚いのですが、気と皮膚は絹豆腐のように弱いのです!(爆)

by tateichi (2009-09-08 00:30) 

tateichi

kiyoさん、niceありがとうございます。
プロフィール画像の夕陽が美しいですねぇ。
by tateichi (2009-09-08 23:46) 

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