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料理工房 だん [食]

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近年の六本木は歌舞伎町化して、趣きのある店が少なくなくなっていますが、六本木通りに1960年代からあった「オールドパー愛」という地下のBARは、銀座や赤坂の高級クラブのホステスが閉店後にお客さんと行く店で、深夜零時からギターの弾き語りが入る私が好きだった店でしたが、ここも一昨年久しぶりに行ったら閉店していました。以前書いた中野「陸蒸気」へよく行っていた頃に、親しくしていた板前さん達を連れて六本木で飲みましたが、今日はその一人のT君が10年前に出した店、南越谷にある「料理工房だん」をご紹介します。ここもしばらくご無沙汰をしていますので、料理などの写真はUPできませんが、大将の創作料理と大将が酒屋廻りをして集めている珍しい焼酎が絶品です。数年前からの大不況で飲食店は鎬を削る状況下にありますが、彼の店は都心に通勤するサラリー・マンが多く利用していて、常連客も定着していますので変わらず繁盛しているそうです。

satokuro.jpg satosiro.jpg satoumugi.jpg 

大将に薦められて「だん」で私がキープしているのは、鹿児島の芋焼酎「佐藤」の一升瓶の黒、白です。茶のラベルは麦焼酎です。

芋焼酎 ひとひらの雪.jpg鹿児島の芋焼酎「ひとひらの雪」1800ml

人生の中で一番飲み屋通いをしていた30歳前後の頃に、有線でよく流れていたのが映画のエンディングに使われた、ジュディ・オングの「ひとひらの雪」でした。原作は札幌医大の整形外科医だった作家の渡辺純一で、彼の作品は純文学なのですが「失楽園」も含めて官能小説的にも感じます。ところで、雪はひとひらふたひらと数えるのだそうですね。雪がしんしんと降る夜空を見ていると、白い妖精が舞い降りているような気がします。そして、ネオンに浮かぶ夜の雪景色は幻想的でもあります。

「ひとひらの雪」を作曲した、私が好きな佐藤隆のヴァージョンです。


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oira

玄関横の鉢植えにも、趣のあるお店ですね。
tateichi_m さんがキープする、一升瓶の焼酎!
お客さんのキープしている一升瓶が、お店の壁面を覆い尽くす!
そんなシーンが目に浮かびましたが・・・。
お店のたたずまいとはちょっと違いますね。
by oira (2010-03-11 10:02) 

tateichi_m

oiraさん、
中は入って左にカウンター10席くらい、右に大きなテーブル席があり、
奥に広めの座敷があります。
キープボトルはカウンター横の棚と、厨房とホールを仕切る棚に並んでいたと思います。
ここも炭火焼き料理が中心で、かなり拘りのある陶器がカウンターの前に並べられています。

従業員は大将夫妻と二人のお母さん、板さんは陸蒸気にいた大将の友人の家庭的な店です。
by tateichi_m (2010-03-11 19:29) 

ナツパパ

おおっ、これがお話にあった「佐藤」ですね。
鹿児島の芋焼酎は、その芋の香りがきつくて...と思っていましたが、
先日頂いた焼酎はとても美味しかったです。
ロックで頂いたら、ほのかな芋の香りがとても良くて...
やはりどの世界でもピンキリってあるんですねえ。
by ナツパパ (2010-03-12 09:07) 

tateichi_m

ナツパパさん、
学生時代に飲んだのはひどいものでしたので、
芋焼酎は敬遠していましたが、最近のは飲みやすいです。
焼酎は香りをかいだだけで、血流が良くなるそうですよ。
by tateichi_m (2010-03-13 01:27) 

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