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Legend Of Xanadu [1960年代の洋楽]

THE LEGEND OF XANADU.jpg

1968年に全英ナンバー・ワンのヒットとなった「Legend Of Xanadu」は、1968年6月15日にリリースされたジャガーズの4枚目のシングル、「二人の渚/キサナドゥの伝説」でカヴァーされました。当初は「二人だけの渚」がA面扱いになっていましたが、ジャズ喫茶などのライヴから「キサナドゥの伝説」に火が付き、A面に差し替えられて再リリースされオリコン・チャート20位に昇りました。ジャケット・タイトルの差し替え後も、「キサナドーの伝説」のままになっているのが'60年代らしいです。

キサナドゥーの伝説.jpg

デイブ・ディ・グループの歌で「♪キサナドゥ~」と聞こえるところは、実は"In Xanadu"(イン・ザナドゥ)と歌っているのですが、レコード会社が「キサナドゥ」と表記した為、この歌を知っている世代にはキサナドゥと認識されています。"Xanadu"の発音は、キサナドゥではなくザナドゥです。

「Xanadu」とは北京から400キロほど北、ゴビ砂漠の東端、大シンアンリン山脈の南端にあった「元」の都市「上都」(Shang-tu)を英語化して表記したものです。上都は13世紀にフビライ・ハンが即位した都市で、現在はだだっ広い草原に遺跡があるだけのようですが、英語化したXanaduは「桃源郷」ユートピアという意味があります。これは1816年に詩人S.T.Coleridgeが、その詩Kubla Khan(原文)で壮麗で豪奢な都市と歌ったことに由来します。

私としては「キサナドゥの伝説」は本家のデイブ・ディ・グループ、ジャガーズは「二人だけの渚」が好きでした。中学2年生の多感な時代を過ごしていた、1968年当時を想い出します。

二人だけの渚」←クリックしてお聴きください。


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yukky_z

「キサナドゥー」ですか? これは笑えますよ^^;
まさしく「カタカナ英語」ですよね。
イントロのスパニッシュギター(?)が、
最高にキマってますね! やっぱオリジナルの
方が数段優れていると思います^^
by yukky_z (2010-03-27 02:24) 

ナツパパ

わたしもキサナドゥーと覚えていました。
カタカナ英語はこのあたりまで残っていたのですね。
そういえば、以前伊丹十三さんが、カタカナ英語について書いてましたっけ。
「ルイジアナママ」とか「ハウンドドッグ」とか...けっこうありますねえ。
by ナツパパ (2010-03-27 09:30) 

ハゲアメリカーノ

そでしたか・・・・上都が語源なのですね。
アバのザナドゥーも関係ありそうですね。


by ハゲアメリカーノ (2010-03-27 10:42) 

miopapa

3/22以降、報告書の版下作りに悪戦苦闘し
期日までに何とか無事入稿を・・・
肩の荷を下ろし、ホッとして、
ボツボツですが、また、お世話になりますので
宜しくお願いします!!

by miopapa (2010-03-27 16:21) 

tateichi_m

yukky_zさん、
スペイン語圏の南米のリズムを意識している楽曲なので、
スパニッシュ・ギターのイントロに、
"Esta es la leyenda de Xanadu
ここはザナドゥの伝説なり"というスペイン語のセリフも良いですね。
by tateichi_m (2010-03-27 18:54) 

tateichi_m

ナツパパさん、
当時は小川知子さんなど、アイドルのレコードジャケットの裏に、
住所、電話番号が印刷されていましたが、事件になることはなくて、
ギスギスとした、頭でっかちのクレーマーなどいない、
平和な時代だったのだと思います。
「ルイジアナママ」の"びっくり仰天、有頂天・・・"など、
漣健児さんの作詞はユニークで好きです。
飯田久彦さんは現在テイチク社長、エイベックスの取締役ですが、
69歳になる今も変わらない爽やかさが好きです。
by tateichi_m (2010-03-27 18:59) 

tateichi_m

アメリカーノさん、
広大なシャンツーへ行ってみたいですね。
ABBAのザナドゥも好きです。
コンサートで1回限りの再結成をするそうなので、
次回書こうと思います。
by tateichi_m (2010-03-27 19:01) 

tateichi_m

miopapaさん、
この1週間お疲れ様でした。疲れが残らないように休養してください。
書籍のカバー・デザインなどもされているので、版下も作られるのですね。
私は昔、マックのフリーハンドで作った事がありました。
miopapaさんと、絵や音楽などの共通する会話が弾みそうです。
こちらこそ宜しくお願い致します。

その節は親身になってご心配を頂きまして、ありがとうございます。
15日に入院した義兄が29日に退院して、自宅療養に入ります。
by tateichi_m (2010-03-27 19:06) 

サントラ

館一さん こんばんは
GSの中ではジャガーズも結構好きでした。当時からキサナドゥーと思い込んでいましたがザナドゥだったんですね。今になって初めて知りました。オリビア・ニュートンジョンのヒット曲にもザナドゥってありましたよね。
by サントラ (2010-03-27 23:58) 

の

当時の曲名のつけ方は面白いですネ~♫
適当☜(・・;)。。。で!!
それに音程!適当にジャガーズも歌ってるような、、、、^^;
by (2010-03-28 02:21) 

tateichi_m

サントラさん、今晩は。
私がIVYを知ったのが小学生のときでしたが、6年生のときに初恋の下級生に手紙をあげた封筒はVANでした(笑い)。そして中1の1967年にIVYを始めたのですが、「キサナドゥの伝説」がヒットしていた中2の夏休みは、友人と青山、銀座のテイメンに通っていました。輝くように楽しかった時代です。
ザナドゥの本家は、オリビア・ニュートンジョンなんですね。アバの曲だとばかり思っていました。「そよ風の誘惑」、「ジョリーン」は良く聴きました。
by tateichi_m (2010-03-28 03:12) 

tateichi_m

の さん、
GSはビブラートのない棒読みのボーカルと、生での演奏も下手でした。
勢いとノリでやっていたのだと思います。
大阪花博のタイガース・メモリアル・クラブ・バンドでは、
みなさん歌が上手くなったなぁ~という印象でした。(笑い)
by tateichi_m (2010-03-28 03:18) 

サントラ

館一さん
ほぼ同世代ですね。小生、東京オリンピックの年は小六でした。兄がお知り合いの社長さんと同い年の48年生まれベビー・ブーマーです。そのころから兄のIVYのマネを始めました。我が街でもVAN・JUNショップがあこがれの的でした。一番鮮烈に覚えている当時の格好がVANの半そでタッターソールのすそを出して、オフホワイトの短めのコッパン、兄から借りたチョコレートブラウンのVANリーガルのローファー(気を遣いながら履いていました・笑)VANの黒赤ストライプの綿ソックス。アイビー初期の定番スタイルでしょ。おっしゃる通り出来ればあのころに(ユーミンじゃないですけど)戻りたいですね。「そよ風の誘惑」はポップスの歴史に残る名曲だと思います。
by サントラ (2010-03-28 09:42) 

tateichi_m

サントラさん、こんにちは。
サントラさんは2学年上なんですね。中学、高校と男子校で、先輩達にIVYがたくさんいました。私も踝丈の裾幅19センチで尾錠の生成りのコッパンに、マドラスや紺白のロンドンストライプのBDにラインソックス、スリッポンでした。襟と袖に赤と黒のラインが入る半袖の白のポロに、フロントボタンでケーブル編みの赤のニットベストの組み合わせが好きでした。今月還暦になった'50年生まれの姉が高2の'66年頃までIVYでしたので、VANのタッターソールのBDやクルーネック・セーター、JUNのヨットパーカーなどのお下がりも着ました。10歳上の兄は大学生の頃IVYで、JAZZと赤木圭一郎のファンでした。当時は秋冬物のウールのタータンチェックのスラックスや、ジャンパーが新鮮でしたね。
by tateichi_m (2010-03-28 12:22) 

ぼんぼちぼちぼち

本家のほう初めて聴きやした。
カッチョイイでやすーー
by ぼんぼちぼちぼち (2010-03-28 20:36) 

tateichi_m

ぼんぼちぼちぼちさん、
'60年代は英米の個性的なグループがたくさんありましたが、
デイブ・ディ・グループと、ウォーカー・ブラザースのサウンドが好きでした。
by tateichi_m (2010-03-28 23:14) 

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