途上

テレビを中心にタレントなどがメッセージを送っているけれど、東日本大震災で地震と津波による被害に直面し、精神的にも肉体的にも疲れきっている被災地の人達に対してどう伝わっているのだろうかと考えます。余震や二次災害である原発事故に不安な思いをされている人々に、私たちはどのように接すればよいのか、何ができるのかと、かける言葉を失っているのかもしれませんが、大切なのは表面的な言葉の表現ではなく、真心をどのように自分の言葉にして伝えるかを考えることに意味があるのだと思います。

この度のような大災害や大きな事故などに伴って起こる症状を表す医学用語に、「P.T.S.D（Post-Traumatic Stress Disorder 心的外傷後ストレス障害）」がありますが、被災地でも心身の不調を訴える人達が増えていて、専門医による診療と心のケアが行われています。

 

未曾有の被害に遭った東日本大震災を前にして今、私たちの心にも歌が必要だと思います。空襲などで焼け野原になった戦後の復興時に、国民が勇気づけられた歌がありました。その役割を担った美空ひばりの歌を聴いて、心の杖になったと言う人々が私の周りにもたくさんおります。青森県に続く東北のりんごの産地である福島県も、地震と津波による被害と原発事故の人災と風評被害に苦しめられています。

タグ：P.T.S.D心的外傷後ストレス障害　被災者の心のケア

コメント 6

映像の力はすごいなあ、と思いました。
地震直後の津波を見た衝撃は、もう忘れることは出来ないでしょう。
その後一週間以上、鬱になってしまいました。
by ナツパパ (2011-04-20 08:31) 

Ｐ．Ｔ．Ｓ．Ｄ．とまではいかなくても
今回の大震災では、
少なくとも日本人の大半の人の心の中に
少なくとも　・　・　・
　　　そして、その心に残る、心が受けたものを決して忘れることなく
何時までも、意識として持ち続け考えていかないのでは　・　・　・

先日、障害を持つ娘さんのお母さんと話す中で
その娘さんが通っている特別支援学校に、
ここに来て転校生が続いているとか　・　・　・
その訳は、先生が被災や福島の原発の関係で避難を余儀なくされ
先生の不足から、近隣の学校へ・・・
そこが満員になると、そこからまだ別の所へトコロ天状態で転校に・・・
そんな、考えられないような事にまで奥深い問題や課題がわかり
子供のこと、人ごととほっておけない気持が　・　・　・

by miopapa (2011-04-20 12:10) 

ナツパパさん、
海外メディアの大きな報道写真を見ると、もっと酷い惨状に目を背けたくなります。
私は小学4年の時に広島と長崎の原爆の写真集を図書室で見て、強いショックを受けたことがありました。
by tateichi_m (2011-04-21 01:44) 

miopapaさん、
繊細な人は強いストレスを受けると、だいたい三ヶ月後に円形脱毛や不眠症、自律神経失調症の症状が出て、早期治療をしないと鬱病から統合失調症になるケースもありますので、余震は大分収まったようですが原発の被害で極度のストレスを受けている被災地の人々の今後も心配です。

福島から避難している子供が、地元の学校の子供達に放射能でイジメを受けていますね。
弱者をいじめたり、からかうのは親の躾がなっていないからです。私がイジメの現場を見たら殴り飛ばします。挙句の果てに躾と教育も学校に求めているバカな親達もいますが、親が駄目なら爺さん婆さんがやれば良いのですがねぇ・・・。
by tateichi_m (2011-04-21 01:50) 

わたしは小学校でＰＴＡの会長をしてましたが、子どものいじめって大半が親の責任なんです。
親同士が電話で話す内容、両親が話すこと、これを子どもたちは、耳を大きくして聞いています。
それを信じちゃうんですね。
いじめをした子の親に、電話で話してませんでしたか？と聞くと、たいてい否定しますが、
その表情は、話をしていた、といっています。
by ナツパパ (2011-04-22 08:28) 

ナツパパさん、
友人の姪が練馬の小学校でPTA会長をやっていますが、かなり激務のようです。
今の30代、40代の親は子供に甘いと同時に、常識観念がずれています。公共の場でも好き放題させて他人が注意をすると、その相手を快く思わないですね。幼い頃からの躾がなっていないと三つ子の魂百までもで、還暦過ぎても年齢相応のモラルが欠落している人が多いです。
by tateichi_m (2011-04-24 14:54)