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英国王のスピーチ [洋画]

英国王室ウィリアム王子のキャサリン妃(ケイト・ミドルトン)の出産が待ち望まれていますが、18日のニュースでエリザベス女王は、夏休みに入る為男女どちらでも早く生まれて欲しいというスピーチをされていました。エリザベス女王はエメラルドグリーンのコートと帽子姿がお似合いで、恩年87歳とは思えない凛としたお姿が素敵でした。

エリザベス女王のお父上であるジョージ6世の映画「英国王のスピーチ」を観て、2011年4月のブログ「The King's Speech」にも書きましたが、先週末の三連休にDVD鑑賞をしました。

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スコットランド連隊のタータンチェックのキルトは、日本の家紋のように家柄によって違うチェックが良いですね。

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この映画は端正な顔立ちのコリン・ファースのキャスティングも、ロングセラーに繋がっている要因のひとつと思います。

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ロンドン・ブルバード ―LAST BODYGUARD― [洋画]

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昨年12月17日に公開されたイギリス映画「London Boulevard―LAST BODYGUARD―」は、私にとって久々のヒット洋画で、オープニングのタイトルバックは1965年10月5日にリリースされた、ヤードバーズの「Heart Full Of Soul / 邦題:ハートせつなく」で始まり、他にもローリング・ストーンズの「ストレイ・キャット・ブルース」、ボックス・トップス「あの娘のレター」、ボブ・ディラン「ホームシック・ブルース」、ヤードバーズ「ブギウギ列車夜行便」、等‥ごきげんな曲がスクリーンのロンドンの街に流れます。

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The King's Speech [洋画]

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2010年度のトロント映画祭にて最高賞(観客賞)を受賞し、2011年度アカデミー賞で主要4部門を受賞した「英国王のスピーチ」を観ました。女王エリザベス2世の父である英国王、ジョージ6世(ヨーク公アルバート王子)が、医師の免許もなくパッとしない人生を送っていた言語聴覚師、スピーチ矯正師のローグとの出会いが深い友情の絆となり、幼い頃からの吃音に悩むヨーク公は自らを克服し、国民に愛される真の王になるまでの実話をコリン・ファース主演により映画化された作品です。

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誰にでも人生を左右するような出会いがあると思いますが、信頼とともに心を開いて何でも話せる深い絆となっている友人との出会いが私にもあります。

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1965年10月にバッキンガム宮殿に於いてエリザベス女王よりM.B.E勲章を授与されたビートルズが、1967年7月にリリースした15枚目のオリジナル・シングル「All You Need Is Love(愛こそはすべて)」です。この楽曲は1967年6月25日に行われたロンドンのB.B.Cテレビの番組に、ビートルズが招かれた際にジョージ・ハリスンがこの日のために特別に作曲した作品で、このテレビ・ショーは同時衛星放送で6月25日(日)午後8時(日本時間6月26日午前4時)から、31ヶ国に同時中継されました。スタジオに招かれたのはパティ(ジョージの妻)、ジェーン・アッシャー(当時ポールのフィアンセ)、ミック・ジャガー、キース・リチャーズ、エリック・クラプトン、グレアム・ナッシュなどでした。

 


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めぐり逢い [洋画]

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私的にクリスマスに観たい映画ベスト・スリーである、「めぐり逢い(An Affair to Remember)」を観ました。ケイリー・グラントとデボラ・カーの主演による1957年のアメリカ映画ですが、オリジナルは1939年の「邂逅(Love Affair)」、共にレオ・マッケリー監督の作品です。

この映画にはウオーレン・ビーティとアネット・ベニングが主演をした、1994年公開の「めぐり逢い」リメイク版もありますが、私はケイリー・グラントとエボラ・カーの「めぐり逢い」に深い思い入れがあります。初めて観たのは怪我の療養中で両松葉杖を突かなければ歩けなかった頃で、ニューヨークの同時多発テロが起きた年の12月にテレビ放映されたときでした。「めぐり逢い」をモチーフにした作品には、カトリーヌ・ドヌーヴとウィリアム・ハート主演の2002年度作品「逢いたくて」があります。二度目の独身(毒心)貴族の私にも、来年はときめくような邂逅がある事を願います!

ストーリーは大富豪の女性と婚約している画家のニッキー(ケイリー・グラント)が、ヨーロッパから婚約者に会いに行くためにニューヨーク行きの豪華客船コンスティテュウション号に乗りますが、彼は船内で出会う歌手のテリー(デボラ・カー)に惹かれて彼女に接近し、やがて相愛になる二人はお互いの気持ちを確かめ合うために、半年後にエンパイア・ステイト・ビルの屋上で再会する約束をして船を降ります。ニューヨークの港には二人の婚約者が迎えに来ていますが、その後それぞれに関係を清算してニッキーは画家として、テリーは歌手として自立した生活を始めます。約束の日が近付き再会に心を躍らせる二人でしたが、約束の場所に急ぐ途中にテリーは車にはねられて重傷を負って再会は叶いませんが・・・・・。

ケイリー・グラントとデボラ・カーの船上での会話や、シーンの一部もコメディタッチに描かれていて笑えますが、聖夜のニューヨークに雪が降りしきる感動のラストシーンでは涙腺が緩みます。主題歌はヴィック・ダモンの、「想い出の恋(Our Love Affair)」です。


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追 憶 [洋画]

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The Way We Were」音源はタイトルをクリックしてお聴きください。

大学二年の春1974年4月に日本で公開された「追憶」は、時代設定が1937年から20年間にわたる愛を描いたラブ・ストーリーで、知り合った頃に大学生だった男女が移り変わる激動の時代を共に過ごすのですが、思想の違いからいつしかお互いの心にも変化が生じて別々の道を歩む事になります。主演はバーブラ・ストライサンドとロバート・レッドフォードで、バーブラ・ストライサンドが歌うテーマ曲「The Way We Were」を、カセットにダビングして車でよく聴いたものでした。

 

追憶

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  • 出版社/メーカー: ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント
  • メディア: DVD

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The Sandpiper/いそしぎ [洋画]

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1965年8月に公開されたアメリカ映画「いそしぎ」は、エリザベス・テイラー、リチャード・バートン主演による不倫をテーマに描かれた作品で、監督はライザ・ミネリのお父さんであるヴィンセント・ミネリ。テーマ音楽「The Shadow Of Your Smile」はジョニー・マンデルの作曲で、1965年にアカデミー主題歌唱を受賞したこの曲も、マット・モンロー、ボビー・ダーリン、ブレンダ・リー、アストラッド・ジルベルトなど多くのアーティストに歌われていますが、今日UPするのはアンディ・ウィリアムスと、バーブラ・ストライサンド&ジョニー・マーティスです。ちなみに当時のエリザベス・テイラーとリチャード・バートンは、この映画が公開される前年の1964年に結婚したばかりの実の夫婦でした。


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太陽はひとりぼっち [洋画]

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1960年代の洋画がお好きな団塊世代の鮫島宗哉さんから、高校から大学時代に有楽町や銀座で映画鑑賞をされていた頃の、青春時代の数々の想い出の映画のお話も伺っておりました。今日UPする「太陽はひとりぼっち」は1962年12月に日本で公開されたイタリア映画で、アラン・ドロンとモニカ・ヴィッティ主演のラブ・ロマンスです。と言っても私はリアルタイムでは観ていませんが、団塊世代の洋画ファンの方にとっても心に残る想い出の名画のようです。団塊世代で渋谷出身の方のサイト「蔵出し映画缶」には、公開当時のこの映画のオリジナル・ポスターがUPされています。

公開当時小学2年生だった私も、軽快なリズムのサウンド・トラックが好きだったのを憶えていました。テーマ曲はカンツォーネの大御所ミーナが歌っていますが、他にもモーリス・ルクレール楽団、コレット・テンピア楽団、ヌーベル・マリーエ楽団のイージー・リスニングと、ザ・ベンチャーズがカヴァーしたインストゥル・メンタルのヴァージョンがあります。

 

太陽はひとりぼっち [DVD]

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  • 出版社/メーカー: パイオニアLDC
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殺しのライセンス [洋画]

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殺しのライセンス」←タイトルをクリックしてお聴きください。マイナーコードの、軽快なエレキ・インストの曲です。

1965年に公開された知る人ぞ知る、イギリスのスパイ・アクション映画のサウンド・トラックです。このレコードは小学5年生のときに姉が持っていたのを聴いていて、You Tubeで探したら暫定的にアップロードされていました。「殺しのライセンス」を懐かしく思われる方は、団塊世代から50代後半の洋画好きでしょうね。1966年には「続・殺しのライセンス」も上映されました。

同じタイトルの私が好きな作品は、アメリカで制作された1984年の未公開TV映画、「ライセンス・トゥ・キル/殺しのライセンス」です。高校を優秀な成績で卒業したばかりの娘を、飲酒運転をしていた男の車の衝突事故で亡くした父親が、相手に復讐を誓い何度も法廷へ足を運ぶのですが担当検事は裁判の延期を主張するばかり・・・。飲酒運転致死という日本でも注目度の高い話題をテーマにした、訴える側と訴えられる側の心情が描き出されているヒューマン・ドラマです。

 

ライセンス・トゥ・キル 殺しのライセンス [DVD]

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哀しみの終るとき [洋画]

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1950年代末に始まったフランスの映画運動ヌーベル・バーグの影響からか、日本でも1960年代~'70年代はフランス映画の名作がたくさんありましたが、私の印象に強く残る作品はクロード・ルルーシュの「男と女(1966))」、「パリのめぐり逢い(1967)」、 「白い恋人たち(1968)」、「あの愛をふたたび(1970)」で、1972年1月15日に日本で公開されたクロード・ルルーシュが手掛けた「哀しみの終るとき」は、マルチェロ・マストロヤンニとカトリーヌ・ドヌーヴの主演で、大恋愛の末に結ばれた夫婦に突然訪れた悲しい試練を描いた映画でした。

この映画の共演がきっかけでマルチェロ・マストロヤンニとカトリーヌ・ドヌーブは、実際に未入籍結婚をしていたそうで、1972年5月28日にキアラ・マストロヤンニという女の子が誕生し、映画「プレタポルテ」ではマルチェロと親子共演をしていました。私はマストロヤンニもドヌーブもファンでしたが、マストロヤンニは「ひまわり」や「特別な一日」などで共演していた、ソフィア・ローレンとの印象が強かったので意外な組み合わせと思ったものです。

この映画の音楽担当は当初「シェルブールの雨傘」のミシェル・ルグランでしたが、諸事情でミッシェル・ポルナレフに交代したそうです。「ラース家の舞踏会」は1968年にフランスでリリースされた、4曲入りコンパクト盤に収録された曲です。


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9月になれば [洋画]

小、中、高生は今日から二学期が始まりますが、アメリカの夏休みは大体6月下旬から始まり、9月の第1月曜日までの2ヶ月半か、州によって異なりますが最も長いケースでは、5月の最終月曜日の祝日「メモリアル・デー」から、9月の第1月曜日の祝日「レイバー・デー」までの、およそ3ヶ月半になる場合もあるそうです。知人に1960年代末から1970年代にかけて、お父さんが赴任するニューヨークで暮らした女性がいるのですが、この長い休みの間はサマースクールや、キャンプというブログラムなどで、スポーツ系、アート系、音楽系などを学んだり、ティーン・エイジャーのうちに社会勉強を学ばせる一環として、アルバイトをさせる習慣もあったそうです。

アメリカの医大は4年制大学を卒業後じゃないと受験資格がないように、日本と比べると教育システムの基準がかなり厳しいのですね。

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1961年9月に公開されたアメリカ映画、「Come September:邦題9月になれば」です。監督は「アラバマ物語」のロバート・マリガン、主演はロック・ハドソン、ジーナ・ロロブリジーダの美男美女の二人で、共演はボビー・ダーリンとサンドラ・ディーですが、テーマ曲を歌っていたボビー・ダーリンは当時のアイドル歌手でしたね。

 

9月になれば [DVD]

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  • 出版社/メーカー: ユニバーサル・ピクチャーズ・ジャパン
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禁じられた遊び [洋画]

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8月15日は太平洋戦争が終結して65年目の終戦記念日ですので、今日は大人のエゴが引き起こした「戦争」によって犠牲になりながらも、幼い子供が見せる"純真さ"が描かれた作品、1952年に公開された反戦映画「禁じられた遊び」です。監督は1960年に公開されて大ヒットしたフランス映画、「太陽がいっぱい」の名匠ルネ・クレマンです。解説は今野雄二さんと髭のダブル雄ちゃんで親しまれた、やはり北海道ご出身の映画評論家で、多摩美術大学で教授をされていた品田雄吉さんです。恩年80歳になられる現在も、北海道ゆうばり国際ファンタスティック映画祭顧問、ゆうばり応援映画祭実行委員長、ご出身地の縁で稚内のシネコンの顧問を引き受けるなど、お元気でご活躍されているようです。

1940年6月の南フランスは独軍のパリ占領により、南へ急ぐ難民の群にもナチスの爆撃機は襲いかかり、五歳の少女ポーレットは機銃掃射に両親を奪われ、死んだ小犬を抱いたままひとりぼっちになってしまいます。ポーレットは難民の列から離れてさ迷ううち、少年ミシェルに出会います・・・。切なく悲しい反戦への静かな訴えと、誰もが一度は聴いているテーマ曲、「愛のロマンス」のギターのメロディも涙腺を緩ませます。


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HACHI 約束の犬 [洋画]

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昔、我が家にいた愛犬"吾郎"君です。以前別サイトでUPしたときに、バンクーバー在住の女性から頂いたコメントによると、カナダやアメリカでも秋田犬が人気で、"AKITA"と呼ばれて親しまれているそうです。

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1987年に公開された「ハチ公物語」をリメイクしたアメリカ版、「HACHI 約束の犬」が昨年の8月8日に劇場公開されましたが、先週金曜の夜9時からフジテレビ系列で放送されていたので観ました。「ハチ公物語」ではストーリーと共に、仲代達也が扮する大学教授役に渋いインパクトがあって好きでしたが、「ハチ公物語」の時代設定である1930年代の渋谷から、海を渡り現代のアメリカ東海岸の架空の街に舞台変更したこの作品も感動的で、主演のリチャード・ギアも「プリティ・ウーマン」の印象が残るなかに、円熟味を増した優しさ溢れる豊かな表情と演技が最高です。そして、教授が亡くなったあとも毎日17時になるとベッドリッジ駅で待ち続ける、"HATCHI"の健気な姿と夢の中で教授と会うシーンは涙腺が弛みます。

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HACHI 約束の犬 [DVD]

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  • 出版社/メーカー: 松竹
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太陽の下の18歳 [洋画]

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昨日は1960年代を代表するスクリーン女優、カトリーヌ・ドヌーブの主演映画をUPしたので、今日はカトリーヌ続きで、ベルギー人の女優カトリーヌ・スパークが主演した1962年のイタリア映画、「太陽の下の18歳」です。日本では1963年6月に公開されて、主題歌に使われた「go kart twist」が、映画と共に大ヒットしました。歌っているのはイタリアのポップス歌手、ジャンニ・モランディですが、1963年5月に木の実ナナが日本語でカヴァーしていましたので、映画が公開される前から先行ヒットしていたのですね。

昨夜に引き続き、今宵はドイツのスパークリング・ワイン、「ツェラー・シュワルツ・カッツ・ゼクト」を倒してスパークしています(爆)。スパークリング・ワインの名称は国によって違い、イタリアは"スプマンテ(Spumante)"、フランスは本場シャンパーニュの"シャンパン(Champaghe)"、スペインは"カパ(Cava)、ドイツは"ゼクト(Sekt)"などがありますね。私は高級志向ではありませんので、だいたい一本千円前後のワインを飲みますが、頂き物でしたら高級ワインも大好きですよ!(爆)。

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シェルブールの雨傘 [洋画]

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1964年に日本で公開されたフランス映画「シェルブールの雨傘」の舞台である、フランス北部の英仏海峡に面した港町、シェルブールに雪が降りしきるクリスマスの夜、かつて愛し合いながらも別れた二人が再会する、あの感動のラスト・シーンは涙なしでは観られませんね。

1969年に「Nothing To Hide(邦題:愛の聖書)」がヒットした、クリス・モンテスも「シェルブールの雨傘」をカヴァーして歌いました。「愛の聖書」を初めて聴いた時は、女性の歌だとばかり思っていましたが、クリス・モンテスの'73年末に発売されたヒット曲、「When Your Heart Is Full Of Love(邦題:愛の神話)」も懐かしいですね。むし暑い夏の夜にはキンキンに冷えたイタリアの辛口スパークリング・ワイン、「モンテベッロ・スプマンテ・ビアンコ」を飲みながら、クリス・モンテスのボサノバ調の曲を聴くのも涼です。つまみはオニオン・スライスとイタリアン・トマトに、スモークサーモンと厚切りの生ハムを並べて、スパイスと酸味が効いたイタリアン・ドレッシングをかけたオードブルで、フルボトルを2本は倒しそうですなぁ!って、お銚子じゃないんだから!(爆)


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個人教授 [洋画]

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今日は更新するつもりではなかったのですが、気が付いたら「館一の回顧録」を立ち上げて、6月18日で一年になりますので急遽記事を書きました。第一回は1968年の話題の映画「ロミオとジュリエット」だったので、今日の記事も洋画にしました。私が中学生の頃に観た洋画は1968年に公開された、「卒業」「白い恋人たち」「パリのめぐり逢い」「個人教授」などでしたが、この年は名画史上に名を残す大作が上映された年でもありました。ミシェル・ボワロン監督のフランス映画「個人教授」は、日本では1969年4月に公開されて大ヒットした名作で、アラン・ドロンの奥さんだった主演のナタリー・ドロンと、相手役のルノー・ベルレーはこの作品で一躍脚光を浴び、その後日本でも大人気となります。

「個人教授」のサウンド・トラックはフランシス・レイのテーマ曲と、挿入歌「愛のレッスン(Where Did Our Summers Go)」を歌っている、ニコル・クロワジーユのハード・ボイスが印象的ですが、彼女は1966年に日本で公開されてヒットしたフランス映画、「男と女(Un homme et une femme)」で"♪ダバダバダ ダバダバダ"という、みなさん一度は耳にした事があるテーマ曲を歌っていた人です。私にとってこの映画は、1970年の「さらば夏の日」と共に想い出深い作品です。

 

 

個人教授 [DVD]

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  • 出版社/メーカー: ポニーキャニオン
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American Graffiti [洋画]

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「人生観と運命感」の記事に、心あるコメントを頂きましてありがとうございました。 

画像は知人のHさんからお借りしている、ペーパーバックの脚本の表紙です。団塊世代のHさんは美術がお好きだったことから、工業大学へ進み建築を専攻したかったそうなのですが、当時は工業大学がとても人気があったようで、受験に失敗したHさんは東京大学医学部へ進学し、卒業後に米国の大学で生理学を研究された方です。Hさんは4年前に肝硬変、肝臓癌を患い主治医から余命数ヶ月と宣告されていましたが、現在は病を克服されて勤務医をされております。

American Graffitiの画像のコピー、転載を固くお断りします

50's~60'sのアメリカはゴールデン・イヤーズ(新しいベル・エポック)と言われ、私たちはアメリカ映画や雑誌、テレビ番組(名犬ラッシー、ローハイド、ララミー牧場、ベン・ケーシー、逃亡者、ルート66、‥)からの影響を受け、まさしく黄金期のアメリカ文化に憬れた時代でした。流線型の車にアメリカン・ポップス、タイプライターやタバコのパッケージ・デザイン等‥、すべてがカッコよかったのです。「アメリカン・グラフィティ」はその時代を描いた作品で、私はDVDを引っ張り出しては時々観ている映画です。スクリーンに流れる、23曲のオールディーズも圧巻ですよね。

ロック・アラウンド・ザ・クロック/ビル・ヘイリー&ザ・コメッツ
シックスティーン・キャンドルズ/ザ・クレスツ
悲しき街角/デル・シャノン
ザットル・ビー・ザ・デイ/バディ・ホリー
シー・ユー・イン・セプテンバー/テンポズ
サーフィン・サファリ/ザ・ビーチ・ボーイズ

煙が眼にしみる/プラターズ
リトル・ダーリン/ダイアモンズ
ペパーミント・ツイスト/ジョイ・ディー&スターライターズ
バーバラ・アン/リジェンツ
ブック・オブ・ラヴ/モノトーンズ
メイビー・ベイビー/バディ・ホリー
グレイト・プリテンダー/プラターズ
エイント・ザット・ア・シェイム/ファッツ・ドミノ
ジョニー・B・グッド/チャック・ベリー
瞳は君ゆえに/フラミンゴス
踊ろうよベイビー/ボビー・フリーマン
ユー・アー・シックスティーン/ジョニー・バーネット
ラブポーションNO9/ザ・クローバーズ

シンス・アイ・ドント・ハブ・ユー/スカイライナーズ
ティーン・エンジェル/マーク・ダイニング
オンリー・ユー/プラターズ
オール・サマー・ロング/ザ・ビーチボーイズ

アメリカン・グラフィティ [DVD]

アメリカン・グラフィティ [DVD]

  • 出版社/メーカー: ユニバーサル・ピクチャーズ・ジャパン
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The Christmas Tree "When Wolves Cry" [洋画]

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早いもので2月もあと残り8日となりましたが、2月逃げる!3月去る!で、もうすぐ春ですね。今日は2ヶ月前に戻り、クリスマスをテーマにした映画をUPします。1968年に日比谷スカラ座で上映された、「クリスマス・ツリー」は想い出に強く残る作品のひとつです。「慕情」のウィリアム・ホールデンが、珍しくホーム・ドラマで父親役を演じていて、この映画は涙なしでは観られません。ストーリーを紹介したいのですが、涙腺が弱い私は書きながら涙で眼鏡が曇るといけないので(爆)、Dr.SCOOPさんの「Dr.SANTA's BLOG」に書かれている内容をご覧ください。http://blogs.yahoo.co.jp/scoop8739/9010795.html


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慕情 [洋画]

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往年の名画の中でも特に好きだった映画、1955年11月22日に日本で公開されたアメリカ映画『慕情』です。原題は「Love is A Many-Splendid Thing (恋はすばらしきもの)」。原作は、中国人の父とイギリス人の母を持つ混血児の女医、ハン・スーイン女史の自伝的小説「A Many-Splendid Thing」を映画化した作品です。監督はヘミングウェイの作品から映画化された「キリマンジャロの雪」、「陽はまた昇る」などを手掛けたヘンリー・キングです。

百万ドルの夜景を見下ろす丘、ヴィクトリア・ピークなどの、香港ロケでの美しいシーンが話題となり大ヒットしました。原題と同名の主題歌(サミー・フェイン作曲、フランシス・ウエブスター作詞)も世界的に大ヒットし、映画音楽史上に残る名作とされています。

ストーリーの舞台は、朝鮮戦争(1950年)が起きる直前の香港です。女医のスーイン(ジェニファー・ジョーンズ)が病院関係のパーティーの夜に、テーブルに置き忘れた扇と手袋を米国人の新聞記者マーク(ウィリアム・ホールデン)が見付け、手渡してくれたことをきっかけに知り合い、やがて二人は恋に落ちます。病院の裏のビクトリア港を見下ろす丘、ヴィクトリア・ピークで逢瀬を重ね、二人はひたむきに恋を貫こうとしましたが、運命の神は二人の間を引き裂いてしまいます

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[右斜め上] 画像に映画のハイライト・シーンをリンクしていますので、クリックしてご覧ください。

マカオへと旅行に出掛けた二人のもとに、マークが勤める新聞社から「朝鮮戦争の取材に行け」との電話が入り、マークは後ろ髪を引かれる思いで朝鮮半島へと旅立ちます。ある日、新聞の記事からマークが戦死したことを知ったスーインは、よろめくようにしてマークと楽しい時を過ごした思い出の丘に登り、マークの幻を追って涙を流し続けます。そして深い哀しみから私も「死のう」という思いがよぎりますが、その思いを押しとどめたのは、マークが繰り返しスーインに語っていた、「僕の分も長く、幸せな一生を送って欲しい。僕との真実の愛を、医学を通じてたくさんの人に広めて欲しい」という言葉でした。涙腺が弱い私は、何度観てもこのシーンで涙が溢れます。

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Love is A Many-Splendid Thing』マット・モンローの歌唱です。音源はタイトルをクリックしてお聴きください。

マット・モンローは1960年代にイギリスで活躍したバラード歌手で、本名はテレンス・エドワード・パーソンズ(Terence Edward Parsons))です。1985年2月7日、肝臓癌によりロンドン市内の病院で享年54歳で逝去しましたが、30年近くの活動期間の間に世界各地でコンサートを開き、レコード総売上枚数は1億枚に上りました。ヒットの仕掛人は、ビートルズのプロデューサーとしても知られるジョージ・マーティンです。


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Доктор Живаго(Doctor Zhivago) [洋画]

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2010年、明けましておめでとうございます。

今年の干支は寅ですが、画像はハリウッド映画の黄金期を支えたスタジオMGMのキャラクターである、吼えるライオンです。

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ララのテーマ

映画『ドクトル・ジバゴ』は、1965年にアメリカとイギリスによる合作で制作され、日本では1966年6月に劇場公開されました。「旅情」、「アラビアのロレンス」などを手掛けた、デビッド・リーン監督が壮大なスケールと映像美で贈る不朽の名作です。ロシア革命前後の動乱期を背景に、純粋な心を持ち詩人でもある医師、ジバゴの波乱に満ちた人生を、ふたりの女性への愛を通して描かれています。「ドクトル・ジバゴ」(Doctor Zhivago)の原作は、1957年にイタリアで刊行された、旧ソ連の作家「ボリス・パステルナーク」の大河小説でした。


タグ:1966年映画
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カティンの森 [洋画]

世界的な映画監督で知られるポーランドの巨匠、アンジェイ・ワイダ氏の作品『カティンの森』が12月(地域によっては2010年新春)から初公開されます。この映画は第二次世界大戦に起きた悲劇、「カティンの森事件」が描かれていますが、原作はアンジェイ・ムラルチクの長編小説『死後』(ポスト モルテム)で、今年10月に集英社文庫から『カティンの森』(工藤幸雄/久山宏一訳)が刊行されています。

1940年春、ソ連内の収容所に抑留されていたポーランド人将校が大量虐殺され、その数は約15000人と言われています。将校たちの遺体は現ロシア西部のカティンの森などに埋められて、アンジェイ・ワイダ氏のご尊父もこの時の犠牲者でした。

ソ連共産党は虐殺の事実を隠そうとして、"ナチスドイツの犯行である"とデマを流していた。しかし、ゴルバチョフ元ソ連大統領が「ペレストロイカ」の過程で歴史を見直し、共産党の犯行である事実を認めてポーランドに謝罪しました。(参考文献より引用)

「カティンの森」で"戦争の悲惨"を描いたワイダ氏の言葉に、『真実こそ未来の礎石』とあります。真実を隠蔽し、社会や国民に対しては体裁を取り繕う、私利私欲の口腹別男(くちはら べつお)さん達に、この映画を観た感想をお聞きしたいものです。

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『映画予告編』はこちら。

映画詳細はこちら。http://katyn-movie.com/pc/


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